温暖化が進んでいるのか、知る鍵は雷?
6月26日は雷記念日
6月26日は雷記念日です。平安時代に起こったある事件に由来しています。
平安京に落雷があり、当時大納言だった藤原清貫がなくなりました。
菅原道真をおとしいれ、大宰府に左遷をさせたことがある一族で、このためこの雷は、菅原道真の祟りであると信じられました。その後、菅原道真は、雷の神・天神と呼ばれるようになりました。この落雷が西暦930年6月26日だったため、雷記念日とされています。
温暖化は進んでいるか、知る鍵は雷?
人の命を奪うこともある恐ろしい雷ですが、温暖化を知る指標として、雷が使えるのではないかといわれているそうです。
温暖化しているかどうかを知るには基本的には気温を見ていればわかります。下図は世界の年平均気温が1991年から2020年の平均値と比べて高いのか低いのかをグラフにしたものです。基本的には年代がさかのぼるほど低く、2020年に近づくほど高くなっています。右肩上がりで上がっているのがわかります。
ただ最近では2000年前後から2010年代前半にかけて気温の上昇率が小さい期間になっていました。この期間は温暖化は進んでいるのか停滞しているのかが学者の中で意見が分かれています。
雷の数は基本的には温度が高いほど多くなるので、この時期の雷の数を解析すれば、温暖化が進んでいるのかどうかがわかるのではないかといわれています。この時は雷の数はそれほど増えていなかったそうです。
雷というと怖いイメージしかないですが、温暖化の進行を知るのにも使えるかもしれません。