金持一族の資金源!現代も価値のある金にも勝るお宝とは。
鳥取県と言えば、日本最大級の広さを誇る「鳥取砂丘」や人気妖怪マンガ・ゲゲゲの鬼太郎の作者「水木しげる」氏の故郷として有名です。
そんな鳥取県の日野町には「金持神社」という日本一縁起の良い名称を持つ神社があるのですが、その周辺には金持一族の資金源となった「お宝」が眠っているといいます。
金持神社
鳥取県日野郡日野町に位置する金持神社は「日本一縁起の良い名前を持つ神社」として知られ、国土経営や開運、国造りの神様をお祀りしています。
商売繁盛や開運などのご利益がいただけるほか、参拝に訪れた方のなかには宝くじに当選した人もいるようです。
金持神社の周辺に眠るお宝
金持神社の周辺は、古くより砂鉄から作る「玉鋼(たたら製鉄)」の生産が豊富な地でした。
砂鉄から生成される純度の高い玉鋼は日本刀の制作に必須な鋼材で、日本刀全盛期の戦国時代~江戸時代ごろまでは黄金にも勝る「お宝」だったといわれています。
金持一族
古くは金具の文字でも使われるように「鉄」のことを「かね」とよんでいたことから、鉄の一種である玉鋼が豊富にとれる周辺の地域では「金持(かねもち)」の名称がついたのだとか。
上記のような理由もあって日野町は「金持(かねもち、かなじ)」の姓の発祥地ともいわれ、現代にも残る「金持姓」のルーツとなっています。
その後、金持一族は「玉鋼」とともにに繁栄を果たしたのでした。
この玉鋼は日本刀を作る技術として受け継がれ、現代では重要無形文化財として保護されている「日本の宝」です。
■金持神社
【住所】鳥取県日野郡日野町金持74