煮干しそば平八

横須賀に煮干しラーメンの名店があると噂があり、ずっと気になっていました。行列店で週末はオープン前から並びができるほどです。
地元の多くの常連の方々に愛されているお店でもあります。

横須賀中央駅から徒歩約6分の所にあり、米が浜通りの路地を一本入るので最初は少しわかりにくいかもしれません。

お店は大きな看板などもなく、黒塗りの外壁には小さく煮干しのマーク。煮干しをデザインした看板があります。

ラーメンの提供は昼営業のみですので、少しハードルが高いお店です。夜は水・金・土に「夜八」として営業しており、ラーメンの提供がなく、まぜ蕎麦や一品料理を出す居酒屋スタイル。こちらも人気があり盛り上がっているようです。

並び方や食券購入など

・お店から外壁に沿って並びます。
・店舗から人が出たら中に入ります。
・入口に券売機があり、入店時に購入。
・その日の限定はTwitterで告知、壁に張り紙もしてあります。
・食券をカウンターの上に置き、麺の種類などを伝えます。
・和え玉は現金対応、追加注文時に現金をカウンターに置き口頭でメニューを伝えます。
・券売機の裏側に給水器があり、卓上にも水のボトルが置いてあります。

メニュー

• 煮干そば
• 荒炊煮干
• 煮干油そば
• 濃厚烏賊ワタ煮干そば
• その日の限定（Twitterを確認）
• 和え玉 数種類
• 麺は、細麺、ピロピロ麺、国道16号から選択できます。

限定メニューはSNSで発信。壁にも貼ってありますが、券売機にも手書きで表示しています。

壁に貼られた限定メニューの数々

その日の和え玉も壁に貼ってあります。何玉も食べる強者もいるとか！

麺は全て自家製麺で、3種類の麺から選べます。2番の国道16号はかなり幅広の麺です。

煮干そば

最初は左上の法則でノーマルの煮干そばを選択しました。
透明度の高いクリアなスープに豚と鶏のチャーシュー、ネギ、刻み玉ねぎ、海苔などが乗っています。

スープはふんわりと香る煮干しの清湯で、エグミや酸味を抑えたすっきりとした味わい。
煮干しがそんなに得意じゃない方にはいいかもしれません。
自分は煮干しが主流の青森出身ですが、このような煮干し清湯系のラーメンをよく食べていたので、この味は本当に好みのタイプでおいしかったですね～！

しっかりとした煮干しのうま味を感じられて、どこかほっとする味わいが良かったです。

麺はノーマルの細麺を選択。低下水のツルツルでパツンとした歯切れのよい自家製麺で、風味もありボキボキまでいかない硬さがとてもよく、スープと合っていてとてもおいしいですね。

チャーシューがジューシーでこちらも美味。鶏チャーシューが少し癖もあり、アクセントとなり、こちらもおいしかったです。

和え玉
本わさび伊豆の踊り子玉＋ピロピロ麺

ネーミングからは内容が想像できない物も多いのですが、本わさびの風味とクリームのアクセントが抜群によかったです。

ピロピロ麺は食感が面白く、風味もよく和え玉にとても合っていました。

和え玉
海老玉ハーフ＋16号

この海老玉は個人的にとても好みの味です。海老の風味がタレに絡んで、もっと食べたくなりました。

和え玉は、麺が多い方はハーフサイズもできます。サラリとした煮干し清湯の後に和え玉の味付けは少し濃いめですが、太めの麺にも合っていてとてもうまい！
和え玉の注文は必須ですね。

荒炊煮干 塩

この日は退出した後に、偶然にも横須賀の常連の方と合流できたので、再度閉店間際に訪問。普段は濃厚系の煮干しは進んで食べないのですが、常連の方々のお勧めでこちらを選択しました。

トッピングは豚と鶏チャーシュー、ネギ、刻み玉ねぎ、海苔などが乗っています。麺は細麺にしました。

スープは濃厚なのですが、柔らかさもある円やかなタイプ。煮干しのうま味が凝縮されたようなおいしさですが、エグミや酸味、苦みなどはなく、塩なのでよりうま味を味わえる一杯です。

柔らかい濃厚なタイプの煮干しでは、かなりハイレベルなおいしさの印象を受けました。

煮干しには細麺が合いますね。

横須賀中央という地域で、常連の方々や地域の方に愛されているお店です。少し強面の店主は実は面白い方でファンも多いのです。
都心方面からはなかなかアクセスしにくい場所でしたが、横須賀でラーメンといったら一度は食べてみたいお店の一つでした。

和え玉のバリエーションが豊富であり、３種類の麺が選択できて、価格もお手頃。古い建物の狭い店内で入りにくさなどもありますが、意外にも女性の一人客の方も多かったですよ。

お近くにお越しの際は一杯いかがでしょうか。

おいしかったです。
ごちそうさまでした！