強い寒気の通過で東日本の山では雪に、交通障害などに注意を
12月下旬並みの寒気が通過
きょう15日(火)は関東地方で冷たい雨が降り、東京都心の午後2時の気温は12.3度と12月上旬並みの寒さとなりました。
そして、この雨のあと、今夜からあす16日(水)にかけて、日本の上空を強い寒気が通過していきます。上空5500メートル付近で、東日本には-27度以下の寒気が入りますが、これは平年より6度から8度程度も低い、12月下旬並みの寒気です。
この強い寒気の通過により、東日本の山では雪が予想されています。
東日本の山で降雪予想
上図はあす16日(水)明け方、午前5時の雨、みぞれ、雪の予想で、栃木県から群馬県、また長野県から富山県にかけて、山で雪が降る予想です。
下層の上空1500メートル付近には-1度以下の寒気が流れ込むことから、標高1000メートル付近まで積雪を伴うような雪の可能性があり、標高500メートル付近までみぞれの可能性があります。
なお雪は長くは続かず、あす16日(水)明け方から朝の内が雪の中心で、昼頃にはほぼ終息する見通しです。
10センチ以上の降雪計算も
気象庁からは長野県に降雪予想が出されており、北部と中部の標高およそ1000メートル以上の地域で予想される24時間の降雪量は、多い所で1センチから5センチとなっています。
そして上図はコンピュータによる24時間の予想降雪量です。
長野県の他、群馬県や栃木県の北部山沿いでも1センチから5センチ程度の降雪が計算されており、より標高が高い山岳部では10センチ以上の紫色も出現しています。
山越えの国道などでも今季初の積雪状態となる所がありそうですから、積雪や路面凍結による交通障害などに注意が必要です。