約束を守らない子に効果的だった!小学校の先生が実践した3つの方法
子どもが約束を守れないとき、親としてはイライラして怒りたくなることもありますよね。この記事では、私が小学校の先生として実践した方法を紹介します。
1.何か困ったことがあったのかを聞く
子どもが約束を守れないとき、親は怒って反省させます。
それは大切なことですが、怒ってばかりいると、子どもは親から離れていってしまいます。
もしかしたら、子どもなりの理由があるかもしれません。
そんなときは、子どもが心の扉を開きやすくできるように、やさしく話を聞いてあげましょう。
効果的な声かけその1
「約束を守れなかったのは、何か困ったことがあったの?」
「友だちと遊びたかったんだね。よくわかるよ。でも、約束を守ることも大事だよ。」
この声かけは、子どもの気持ちを大切にしています。子どもの話をじっくり聞いてあげると、子どもは安心して、素直にどうしたらいいか考えるようになります。
NGな声かけその1
「約束を守らないなんて、ひどい子だね。約束を守ることは、当たり前のことだよ。」
子どもを責める声かけをすると、子どもは心を閉ざしてしまいます。また、約束を守ることを「当たり前」と言われても、その意味を理解できない子どももいます。
2.本当はどうしたらよかったのかを聞く
子どもが約束を守れないとき、親は教えるよりも聞くことが大切です。
子どもに考えさせると意外と正しいことを言うのです。
宿題をやる約束をしたのに、遊んだりテレビを見たりしたとき、子どもは心の中で「しまった!」と思っていることもあります。
効果的な声かけその2
「約束を守れなかったとき、どう思ったの?」
「本当はどうしたらよかったのかな?」
この声かけは、子どもに自分の行動を振り返らせることができます。子どもが自分の間違いに気付いたら、褒めてあげましょう。
NGな声かけその2
「どうして約束を守らなかったの?宿題をやらないといけないことくらい、わかってるでしょ?それなのに、なぜやらなかったの?自分のことしか考えられないの?」
子どもの考えを聞かず責めてしまうと、子どもは自分を責めるようになります。 また、「自分のことしか考えられない」という言葉はかなり傷つきます。
3.次からどうすればいいのかを聞く
ここまで素直に自分の行動を振り返ることができたら、解決策を考えさせましょう。子どもが確実にできる簡単なことで構いません。子ども話をじっくり聞いて、応援するスタンスでいきましょう。
効果的な声かけその3
「次からは、どうしたら約束を守れると思う?3つ考えてごらん。」
「宿題を先にやってから、友だちと遊ぶとか、テレビを見る時間を決めるとか、そういうことを考えたの?どうすればいいか自分で考えることができるのは偉いね。まずやってみようね。」
子どもの考えた方法を「まずやってみよう」と促すことが大切です。失敗したら、また考えるという癖をつけたいからです。応援している気持ちを伝えましょう。子どものやる気につながります。
NGな声かけその3
「次からは、約束を守るようにしなさい。宿題を先にやること、友だちと遊ぶ時間を決めること、テレビを見る時間を決めること!わかったね?」
親が決めたことをやらせると、子どもは自分で考えることができません。指示したことに従った方が楽だからです。このような声かけを続けると、親が決めないと自分でやらない子になってしまいます。
まとめ
この記事では、約束を守らない子に効果的な3つの方法を紹介しました。親の声かけは、子どもの自己肯定感や自律、問題解決能力や感情表現、コミュニケーション能力など、さまざまな面に影響を与えます。
子どもが約束を守れるようになると、親も子どもも安心して、楽しく過ごせます。子どもの成長を応援するために、ぜひ、効果的な声かけを試してみてください。
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