シンプルイズベスト!これが本当のUSBハブUGREENのUSB Type-C対応品
「ピュア」USBハブ
先日、USB3.2 Gen2の10Gbps転送に対応する高性能ポータブルSSDを入手。それを接続するためにUGREENのUSB Type-Cハブを購入しました。親機に繋がるポートがUSB Type-Cで、子機器をぶら下げるポートとしてType-A形状のコネクタが2つ、Type-Cコネクタも2つ備えたものです。
この製品にはUSB PDパススルーで電力を供給する機能も、DisplayPortのオルタネートモードでType-Cポートから映像信号を出す機能もありません。シンプルにUSBハブの機能だけをまとめたまさに「ピュアUSBハブ」と言える製品です。
その分、シンプルで扱いが楽。ついでに価格もお手頃なおすすめ商品です。
本来のUSBハブってこういうもの
最近はUSBハブにあれこれ余分な機能が追加されるようになりました。
真っ先に思い浮かぶのがUSB規格に盛り込まれた「USB PD」経由の、パソコン本体などへの電力供給機能ですね。ノートパソコンが電力の入力ポートもUSB Type-Cコネクタにした上、USBポートの数を大幅に減らす製品が増えたため、USBハブに本来なかった機能が追加された形です。
さらにギガビットの有線LANポートやUSB Type-Cポートから映像信号を出せる製品も増えました。
ですが、本来USBハブってUSBのデジタル信号を伝える機能しかなかったはずなんですよね。後付けの様々な機能を備えた製品には別の一般名詞を割り当ててキチンと区別をすべきでした。この辺りでユーザーに少し製品を選ぶ際の戸惑いが生じていると思います。
まあ、多機能な製品は「ポートリプリケータ」とか「ドッキングステーション」などという名前で区別されていますが、USB PDのパススルー機能付きの製品向けの一般名詞はまだない感じです。
このようなUSBハブのこれまでの経緯を考えると、このUSBハブこそ「王道USBハブ」と言える形だと著者は考えています。
実使用感
購入後、早速デスクトップPCに接続。高速ポータブルSSDを繋いで動かしてみていますが、キッチリ10Gbps転送のポテンシャルを出し切った性能を発揮してくれています。
ケーブルはデスクトップPCで使うならやや短いものの、高速転送を考えるとケーブルはあまり長くしたくありません。被覆が傷みにくいファブリック製だったり筐体もしっかりした高級感あるものだったりする点も高評価。満足の一品です。