パドレスの1試合6本塁打はポストシーズン最多タイ。この試合と過去の6本は誰と誰と誰と…が打った!?
10月6日、サンディエゴ・パドレスは、10対2でロサンゼルス・ドジャースに勝ち、ディビション・シリーズを1勝1敗とした。
パドレスの10得点のうち、6回表にジャクソン・メリルがシングル・ヒットで挙げた1点以外は、ホームランによるものだ。1回表にフェルナンド・タティースJr.がソロ本塁打、2回表にデビッド・ペラルタが2ラン本塁打。8回表は、メリルの2ラン本塁打とザンダー・ボガーツの2者連続。9回表は、カイル・ヒガシオカがソロ本塁打、タティースJr.は2ラン本塁打を打った。
1チームが1試合に6本塁打は、ポストシーズン史上最多タイだ。2015年のシカゴ・カブスと、昨年のフィラデルフィア・フィリーズに並んだ。この2チームは、どちらもディビジョン・シリーズ第3戦に記録した。
2015年のカブスは、カイル・シュワーバー(現フィリーズ)、スターリング・カストロ、クリス・ブライアント(現コロラド・ロッキーズ)、アンソニー・リゾー(現ニューヨーク・ヤンキース)、ホルヘ・ソレーア(現アトランタ・ブレーブス)、デクスター・ファウラーが各1本。ブライアントとリゾーは、2者連続だ。
昨年のフィリーズは、ブライス・ハーパーとニック・カステヤノスが2本ずつに、トレイ・ターナーとブランドン・マーシュが1本ずつ。こちらは、カステヤノスの2本目とマーシュが2者連続だ。ちなみに、この試合には、シュワーバーもフィリーズの1番打者として出場しているが、4打数0安打。最後の5打席目は、死球で出塁した。
カブスは8対6、フィリーズは10対2で白星を挙げ、次の第4戦も勝ってリーグ・チャンピオンシップ・シリーズへ進んだ。さらに、その先のワールドシリーズにはたどり着けなかったことも、両チームは共通する。
なお、ヒガシオカとタティースJr.は、2人とも、今年のポストシーズンで3本のホームランを打っている。ヒガシオカの最初の2本は、ワイルドカード・シリーズの第1戦と第2戦に1本ずつ。タティースJr.の1本目も、ワイルドカード・シリーズの第1戦だった。
ここまでのポストシーズンにおいて、3本塁打は最も多い。彼らに次ぐ2本塁打は、ジャクソン・チューリオ(ミルウォーキー・ブルワーズ)、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)、マーク・ビエントス(メッツ)の3人だ。
ブルワーズは、ワイルドカード・シリーズで敗退したので、チューリオの本数は――今年のポストシーズンでは――もう増えない。メッツは、ディビジョン・シリーズでフィリーズと対戦している。パドレスとドジャースのシリーズと同じく、2試合を終えて1勝1敗だ。第1戦はメッツが8回表に逆転し、第2戦はフィリーズがサヨナラ勝ちを収めた。