【堺市美原区】いくつ知っていますか? 区役所内にある伝統産業展示
堺市美原区黒山の美原区役所は2005年に美原町が堺市に編入合併された後に現在の庁舎に生まれ変わりました。堺市"美原区"になるまでは南河内郡"美原町"だったので、それまで町役場だった旧庁舎が国道309号線を挟んだ反対側に残っています。
そんな美原区役所には、堺が誇る伝統産業の展示コーナーがあります。1F図書館の出入り口付近に現物も並んでいます。コーナー自体は小さいながらも、堺の刃物、堺の鯉幟、線香などに混ざり、自転車が1台丸ごとディスプレーされているのがインパクトがあります。
そもそもは古墳築造の道具製造のために鍛冶技術が発展したのですね。まさに世界3大墳墓のひとつ、仁徳天皇陵を擁する堺ならではです。そして、説明文にあるように、ポルトガルから伝来したタバコの葉を刻む「タバコ包丁」がルーツだったのは知らなかったです。
堺は実は昆布も伝統産業で、「とろろ」と「おぼろ」の加工が中心です。堺の昆布は、とろろ昆布は機械生産されますが、おぼろ昆布は高品質を保つために、熟練した職人によって手づくりで加工されているそうです。
堺の和ざらしは、日本の生産量の約70%を占めているそうです。19世紀には自転車の修理や部品製造を行っていたのは鉄砲鍛冶だったんですね。小さなコーナーですが、知らなかったことがたくさん書いてあって、いろいろ勉強になります。
●美原区役所●
〒587-8585堺市美原区黒山167番地1
【関連記事】
【堺市北区】南海中百舌鳥駅がかっこよくなっていた(号外NET)
【堺市北区】活魚料理のお店でゴージャスでしかも良心的価格のランチが食べられます(号外NET)
【堺市東区】人気ナンバーワンはまさに美味しく、イートインで価格にもびっくり(号外NET)