【江南市】創業から100年以上続く老舗の秘訣とは?
創業から100年以上続く江南市にあるうなぎの老舗「きむらや」さんに来ました。店内だけでなくお店の外からも良い香りが漂っています。
通常うな丼をメインとしたメニューがありますが、今回は平日の昼限定のサービスランチについてご紹介します。平日の昼限定のサービスランチは全部で5種類あります。この日はうなぎ丼がメインのAランチ1500円を注文しました。
三河一色産のうなぎがのせられたうな丼、三つ葉やみょうが効いたすまし汁、コクのある木綿豆腐に香り高い鰹節とたまり生姜醤油のかかった冷奴、前菜に嬉しいポテトサラダ、手造り感のあるたくあん等のお漬物がお盆にのせられてテーブル席に運ばれてきました。
うなぎの表面にはきめ細やかな光沢があります。皮は柔らかくサクッと、身はふっくらとしていて、たまり醤油のコクが感じられます。
オーナーの稲嶋さんに取材しました。うなぎは仕入れ、目打ち、捌き、串うち、焼きなどの流れがありますが、その工程のすべてを稲嶋さん自ら一貫して行われています。一日にうなぎを100本から繁忙日にはその10倍も出されることがあると話されていたので驚きです。HPに掲載のあるリンクからYoutube動画を拝見したところ、スピード感のある見事な手さばきでした。稲嶋さんによると、同じ材料を使ってうなぎを焼いても、他の人が焼くと仕上がりに大きく差が出てしまうようです。熟練の技でスピーディにうなぎを仕上げられる稲嶋さんの技術にかなりのこだわりを感じますよね。稲嶋さんならではのうなぎは「きむらや」さんでしか味わえない逸品です。
今回はこちらのうなぎに使われている調味料について、オーナーの稲嶋さんにお伺いしました。実は創業当初から三河にある醤油を配合させて作られているようです。そのメーカー名をお聞きしたところ、特別に教えていただけました。老舗の中川醸造株式会社に発注して使用されているとのことです。貴重な情報ありがとうございます。
三つ葉やみょうがのアクセントが効いたすまし汁です。
さっぱりポテトサラダはゴマダレでいただきます。
木綿豆腐に香り高い鰹節とたまり生姜醤油のかかった冷奴と、麹のような味わいのあるお漬物です。冷奴とお漬物は、暑い夏にもぴったりです。
広々としたテーブル席があります。
創業当初からこだわりを徹底して、今も尚追求されているところが100年以上愛されている理由なのかなと思いました。
ランチタイムのお忙しい中、取材に応じてくださりありがとうございました。
名代炭焼うなぎ日本料理きむらや
住所 〒483-8234 愛知県江南市布袋町北71番地
TEL 0587-56-3041
定休日 月曜日
営業時間
【昼の席】11:00~14:00(L.O.)
【夜の席】17:00~20:00(L.O.)