制服の洗濯頻度は?消臭スプレーだけじゃダメ!GWにやっておきたい「制服の洗い方」
洗濯研究家の平島 利恵です。
お子さんの学校の制服、お手入れしていますか?「制服はクリーニング」と思っている方も多いと思いますが、実は多くの制服は家庭洗濯ができます。
今回は、型崩れや傷みを予防しながら、簡単にできる洗濯法を解説します。ゴールデンウィークには制服を洗いましょう!
制服の洗濯頻度は月に一度!
着用時間の長い制服は、汚れが蓄積しがちです。1学期が終わるまで洗濯しないでいると、ニオイや汚れが繊維に染み込んでしまいます。
蓄積汚れを防ぐ、前処理を習慣に
肌に触れるYシャツやブラウスは、着用のたびに洗濯します。
洗濯前に、皮脂・汗がつきやすい首元・袖口に、襟袖用洗剤を塗布する習慣を。
このひと手間で、襟袖の黒ずみ・蓄積汚れが激減します。
消臭スプレーでは汚れは落とせない
「制服が臭う」のは、汗や皮脂などの汚れが付着しているからです。この汚れは、洗濯で落とすしかありません。
スプレーで一時的に消臭することで、汚れがどんどん蓄積し、不衛生になります。
お子様自身の習慣にすると家事が楽に
忙しい毎日の中で、制服の洗濯まで手が回らない!という方は、お子様自身の習慣にしてみませんか。
『月末には制服を洗濯ネットに入れて出す』など、お子様でもできることを任せてみると、家事が少し楽になります。
洗濯は誰かに習う機会の少ない家事なので、この機会に「服の洗い方」を教えるのもよいのではないでしょうか。
洗濯前の3つのチェックポイント
洗濯表示
制服を綺麗に洗い上げるため、洗濯表示に合わせて洗いましょう。
シミ・襟袖の黒ずみ
黒ずみやシミには、中性洗剤を塗って、優しく揉んでから洗濯しましょう。
ポケットの中身・ボタン
ポケットの中の埃やごみを取り除き、ほつれているボタンがあれば直してから洗濯しましょう。
自宅で失敗しない!制服の洗い方
事前準備
- ファスナー・ボタン・ホックはすべて閉める
- 詰襟はボタン・カラーを外す
- シワ予防のために大きめに畳む
洗濯機洗いの手順
- 畳んだ制服を、1枚ずつ洗濯ネットに入れます
- 中性洗剤を使い、おしゃれ着コースで洗濯機にかけます
- 風通しの良い日陰で良く乾かします
※洗濯ネットは、汚れている襟袖が表になるように入れます
※他の衣類とは一緒にせず、制服だけ単体で洗います
※柔軟剤をプラスすると、シワ・ホコリを予防できます
手洗いの手順
- 30度の水に中性洗剤(おしゃれ着洗剤)をよく溶かし、畳んだ制服を入れます
- 上から手の平で優しく押し洗いします
- 袖口の汚れは、手の平で握ったり離したりを繰り返します
- 水を2回以上入れ替え、泡が出なくなるまですすぎます
- 畳んだまま1枚ずつ洗濯ネットに入れ、1分ほど脱水します
- 風通しの良い日陰で良く乾かします
※すすぎの最後に柔軟剤をプラスすると、シワ・ホコリを予防できます
【動画で見る】制服の洗い方
ここで差が出る!干し方のポイント
シワを防ぐために、洗濯後はすぐに干しましょう。
制服は基本的には乾燥機が使用できません。乾燥機を使いたいときは、必ず洗濯表示を確認しましょう。
上着の干し方
厚みのあるハンガーにかけ、形を整えてから陰干ししましょう。
スカート・スラックスの干し方
筒干しで、風の通り道を作るように干しましょう。
Yシャツ・ブラウスの干し方
手の平で叩いて、シワを伸ばしてから干しましょう。