台風6号が発生へ、台風5号よりも影響が拡大するおそれ
台風6号は真っすぐ北上へ
台風5号は大型で非常に強い勢力を維持して、台湾の南海上を北西に進んでいます。今後はあす28日(金)にかけて台湾の西海上を北上した後、中国大陸に上陸し、熱帯低気圧に変わる見込みです。台風5号から離れている沖縄地方にも台風周辺の活発な雨雲が流れ込んでいて、激しい雨の降っている所があり、大雨や強風、高波に、十分な注意が必要です。
一方、タイトル画像にある通り、フィリピンの東海上で昨夜26日(水)午後9時に新たな熱帯低気圧が発生しました。気象庁の発表では今後24時間以内に台風となる見込みで、発生すれば台風6号となります。上図のように、今後は台風5号よりも東側を真っすぐに北上する見込みで、週明けの31日(月)から8月1日(火)にかけて、強い勢力に発達しつつ、沖縄地方に近づく見込みです。
沖縄地方では今回の台風5号よりも直接的な影響を受けることになり、影響が拡大すると思われます。予報円の真ん中を進むと、沖縄本島地方でも暴風を伴った大荒れの天気となるおそれがありますので、最新情報にご注意ください。
太平洋高気圧がブロック
台風6号は台風5号よりも東側を進み、沖縄地方への影響は拡大しますが、沖縄地方から本州付近へ曲がってくることはなさそうです。というのも上図のように本州付近には相変わらず勢力の強い太平洋高気圧が居座っており、この高気圧がブロックするように台風6号を西寄りに進ませる予想となっているからです。
ただ諸外国やアンサンブル予報の中には、予報円の最も北寄りを進み、九州でも影響が出そうなモデルも散見されますので、沖縄はもちろん、九州などでも、最新情報にご注意ください。
まだまだ続く猛暑
強い太平洋高気圧に覆われて、本州付近では猛暑が続いていますが、まだまだ衰える気配はありません。東京の16日間予報をみても、少なくとも来週前半にかけて、あと1週間程度は35度以上の猛暑日が続く予想です。
東京の猛暑日の日数は、きのう26日(水)の時点で、すでに8日に達し、7月の最多記録7日(2001年)を上回りました。年間の最多記録は昨年記録した16日となっていて、今後の暑さ次第では、この記録も更新する可能性があります。熱中症対策を万全に行ってください。