【人間関係を壊す残念な行動3選】最後のひとつは意外とやってしまいがち⁈
こんにちは、読書家・はるママです。
今回は、人間関係を壊す残念な行動を3つ、ご紹介します。最後のひとつは意外とやってしまいがちかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.性格に文句をつける
人間関係を壊す残念な行動の一つ目は、性格に文句をつけることです。
パートナーや親友など、自分にとって大切な人であっても、多少の不満を感じることは、誰にでもあります。だけど不思議なことに、文句ばかり言っているのに長続きするカップルと、それほど不満は言っていなかったのに、突然別れてしまうカップルがいます。一体、何が違うのでしょうか?
心理学者のアルベルトの研究によると、相手の行動について不満を言うカップルは、あまり問題ないそうです。問題なのは、相手の性格について不満を言うカップルで、別れの危険性が高いのだとか。
たとえば、「部屋を散らかす」という行動は、性格のせいとも言えますが、「だらしない性格、最低!」なんて怒ってしまうと、人間性を非難していることになり、相手は深く傷つきます。
「散らかさないで」と、行動だけを非難するなら救いがあります。「結果としての行動に不満があるだけで、あなたが嫌いなわけではない」ということになるから。
性格は簡単に変わりませんが、行動なら改善できます。「脱いだ服はここに置いて。それだけお願い」というように、できるだけ具体的に伝えると、相手も受け入れやすくなるでしょう。
2.ケンカ中に悪口を言う
人間関係を壊す残念な行動の二つ目は、ケンカ中に悪口を言うことです。
どんなに親しい相手でも、ケンカをすることはあります。親しいからこそ、ひどい言葉をぶつけてしまうことには注意が必要。それと同時に、ケンカ中に他の人に対して、「あいつ最悪!」などと相手を悪く言うことも、気をつけてほしいのです。
ケンカ中に、相手がひどい人間だと思うのは当然です。だって、あなたは怒っているのだから。だけど、怒りが収まって冷静になれば、自分の見方が一時的に歪んでいたことに気づき、相手の良いところだって、ちゃんと見えてくるものです。
ところが怒りの勢いで、「あいつはひどい奴」と他の人に話してしまうと、その認識が自分の中に固定されてしまいます。私たちは、「ひどい奴」と説明するため、無意識にそれに当てはまることを思い出し、良いことは言わないようにします。悪いことを記憶の底から掘り出して、良いことはどんどん埋めてしまうので、怒りが収まっても、「ひどい人間」という認識のまま…。
ケンカの最中でも他の人には、「良いところもあるんだよ」と言ってみてはいかがでしょうか?大切な人を、必要以上に悪い人間だと思い込まずに済むはずですから。
3.嫌なところを指摘する
人間関係を壊す残念な行動の三つ目は、嫌なところを指摘することです。
相手がもともと持っている要素を、そばにいる人が引き出してあげることを「ミケランジェロ現象」と呼ぶそうです。具体的には、その人の言動の中から、伸ばしてほしい面を指摘するようにします。
たとえば決断力をつけてほしいなら、何か決断したときに、「決断力があるね」と指摘。優しくなってほしいなら、少しでも優しいことを言ったときに「本当は優しいんだね」と指摘します。最初は相手も照れて否定したりしますが、繰り返し続けるうちに、効き目が表れてきます。
ところであなたは、相手の嫌なところを指摘していませんか?「ホント優柔不断なんだから」「冷たい言い方するよね」。
この場合、ミケランジェロ現象で、相手のマイナス面を引き出してしまうことに…。自分で相手の嫌なところを引き出して、嫌いになるなんて、目も当てられません。くれぐれもご注意を。
まとめ
人間関係を壊す残念な行動は、「性格に文句をつける」「ケンカ中に悪口を言う」「嫌なところを指摘する」の3つでした。
私はこのことを、津田秀樹さん、西村鋭介さんの著書【会話の9割は「言いかえ力」でうまくいく】を読んで学びました。今回ご紹介した他にも、人間関係をよくするヒントが満載です。もっと詳しく知りたい方は、是非お手に取ってご覧ください。
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【参考文献】
会話の9割は「言いかえ力」でうまくいく
津田秀樹・西村鋭介 著 アスコム
この本に出会えたこと、感謝しています