【京都市伏見区】竜馬商店街で見つけたこだわりの大人スウィーツ 一から手作りの生甘酒が美味!
酒蔵の街・伏見の竜馬商店街で2年ほど前から若者に人気のお酒スウィーツやスムージーなどの店が増えだしています。2023年3月4日にぶらりと歩いてみました。
「自家製生甘酒専門店 AMAZAKE HOUSE」もその一つ。市販品などで行われている、保存性を高めるための「火入れ」を行わなわず、すべて一から作る自家製のフレッシュな生甘酒を飲むことができます。そのほかの商品も、国産豆乳やキビ砂糖など、すべての素材に徹底的にこだわっておられます。
自家製生甘酒、自家製玄米生甘酒、抹茶甘酒ラテ、きな粉甘酒ラテ、甘酒アイス、甘酒スムージー、日本酒アフォガードなどの定番メニューに、抹茶信州おぐらやま農場さんの減農薬、窒素肥料・除草剤を一切使用せずに育った甘酸っぱくて香りの良い紅玉を使った「アップルシナモン甘酒スムージー」といった季節限定メニューもあります。
生甘酒と甘酒ぜんざいを注文しました。こんなにも上品な味わいの甘酒は初めて、しかも甘すぎないのが良い! 甘酒ぜんざいといった趣向もいいですね。よく合います。美味しかった。
店頭で対応してくださった商品企画・開発部長の橋本翔伍さんのお兄さんでもあるオーナーが日本酒体験事業で培った日本酒づくりの知識を甘酒作りに活用しているのだそう。原材料に京都産コシヒカリを使用し、使用する麹も時期や仕入れごとに発酵力や風味が異なるため、麹の状態を見極めて複数の種類の麹をブレンドして作っておられます。
酒蔵の町・伏見は、京と大坂を結ぶ港として水運で繁栄しました。大坂から伏見に三十石舟で着いた旅人は伏見街道(京町通)から京都に向かいました。京橋付近には数十軒の船宿がひしめき合っていました。その一つ寺田屋は伏見でも五本の指に入る大きな船宿です。薩長同盟成立後に起きた伏見寺田屋事件では、入浴していたおりょうが風呂から飛び出して裸のまま龍馬に急を告げ、薩摩屋敷にも急を知らせるなど、龍馬の危機を救ったと言われています。
月桂冠や黄桜など名だたる酒蔵のあるこの街でぜひお店を開きたいと、橋本さん一家が、大正期よりの100年を超える町家をリノベーションしたのが2年前。風情ある小窓から覗く、橋本さん親子の笑顔がとても素敵でした。竜馬通りに行ったらぜひ立ち寄ってみてください!
「自家製生甘酒専門店 AMAZAKE HOUSE」(外部リンク)京都市伏見区車町271−1