夏が終わる。でも
この夏、東京の夏日は143日となり、2023年と並び観測史上最も多くなりました。もう夏ではないけれど、秋が来たという実感もない。季節感が曖昧になるのが温暖化や気候変動なのかもしれません。
全部まとめて143日
真夏日の数に猛暑日の数は入るのですか、と聞かれることがあります。
バラバラに数えているように思うかもしれませんが、日最高気温30度以上を真夏日と言っているため、そのなかには猛暑日の数も含まれています。もちろん、日最高気温25度以上の夏日の数には真夏日と猛暑日が含まれます。
言葉にするとややこしいですが、図にするとこんな感じです。
暑さが社会を変える
夏が過酷なのは今年に限ったことではありませんが、東京の場合、どの温度帯が増えているのか、調べてみました。
割合からいえば、25度以上30度未満と30度以上35度未満が拮抗していますが、この数年は30度以上が増えているようです。
より気温の高い日が増えれば、衣食住すべてに影響します。漠然と思っていた気候変動が社会を変える日も近いと実感します。
季節の進みはゆっくりと
今後も日本列島は暖かい空気に覆われて、気温の高い状態が続くでしょう。急に寒くなる可能性は低く、紅葉は今年も2週間程度遅れそうです。
【参考資料】
気象庁ホームページ:2週間気温予報
気象庁:1か月予報(10/5~11/4)、2024年10月3日