国営ひたち海浜公園では、チューリップが見頃を迎えています。

同園の「たまごの森フラワーガーデン」では、赤・白・黄・桃・緑・黒など色とりどりのチューリップ約270品種・約26万本が、今月の15日に見頃を迎えました。

同園広報係の渡邊万里映さんによると、「今年は3月の気温が低かった影響で、昨年より7日遅く開花が進んでおり、4月5日から咲き始め、見頃は23日頃まで続く見込み」とのことです。

みどころ

チューリップのみどころを4つ伺いました。

渡邊
「テーマによってデザインが変わるようすをお楽しみください」

風車のオブジェ

渡邊
「オランダを思わせる風車の周りは見ごたえがあります。木漏れ日を浴びて輝くチューリップとの饗宴が撮影スポットとして人気を集めています。

おとぎ話の世界に迷い込んだような、幻想的な花風景をお楽しみください」

水車の正面には、記念撮影の列が続きました。跳ね橋のオブジェも人気撮影スポットで、橋の欄干越しに風車を撮影する姿も多く見られました。

風車への水路を演出するのは、ブルーのムスカリ アルメニアカム。鮮やかな青色が暖色系の花色を引き立てています。

スイーツフルーツエリア

渡邊
「スイーツフルーツエリアには、“はちみつミルク”や“イチゴスター”など、おいしそうな名前の品種を集めました。

かわいらしいお花が多くて、おすすめのエリアです！」

いちごのような色と星のような咲き姿から命名された“ユリ咲き”の「いちごスター」。まだつぼみの状態で、開花はこれから。

2000年フラワーバルブオブザイヤーを受賞したアプリコットビューティー。ニュアンスのある色味に惹きつけられます。

アイスクリームは、カップに乗せたアイスのような形が特徴。

マンゴーを思わせる肉厚な印象のマンゴーチャームは、やさしい色味。

まだつぼみの多いソルベットは、これから開花していく様が楽しみです。

モノトーンエリア

渡邊
「黒（濃い紫）と白系でまとめたエリアもあります。黒いチューリップは珍しいと思います」

ベルベットのような重厚な質感のコンチネンタル。

花の色味としては斬新であるものの、落ち着いた色調で安らげる空間になっています。

卵のオブジェ

渡邊
「今年から始めた新しい試みとして、卵のオブジェを囲むようにパンジーとチューリップのミックスエリアをデザインしました」

同園では色とりどり、様々な形のチューリップが植栽されています。

いいなと思う品種を夢中になって撮影していると、あっという間に時間が過ぎていました。

なかにはチューリップとは思えない形の品種もあり、多様性の時代を象徴しているようでもありました。

お気に入りのマイチューリップを探してみてはいかがでしょうか。

【チューリップ】

チューリップはユリ科チューリップ属で、地中海沿岸地方から中央アジアを原産とする多年草の球根植物。

チューリップの品種改良は、16世紀にトルコからヨーロッパに伝わってから盛んに行われ、現在は7,000を超える品種が登録されています。

語源はトルコ語でターバンを意味するtulipan（ツルバン）。ヨーロッパ人に花の名前を聞かれたトルコ人が、花の形を聞かれたと勘違いしたことが由来とされています。

• 見頃時期／4月15日～23日頃まで
• 品種数／約270品種
• 本 数／約26万本
• 場 所／たまごの森フラワーガーデン
• 植栽面積／約4,300平方メートル

公園の情報

みはらしの丘では、ネモフィラが見頃となりました。例年、見頃のピークは1週間～10日程になります。

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国営ひたち海浜公園

【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4

【開園時間】9:30〜17:00
※開園時間が変更になる可能性あり。

【休園日】毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)
※4月1日～5月31日までは毎日開園。

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お問い合わせ：　
【TEL】 029-265-9001（ひたち公園管理センター）

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撮影日：2024年4月15日