京都市でまん延防止等重点措置が発出される中、2021年8月6日、悔し泣きするスタッフの顔が掲載された居酒屋グループのインスタ投稿に、共感や励ましの声が集まっています。京都市内に5店舗を運営する五十家グループは、「畑から料理をデザインする。旬の京野菜を美味しく食べよう」をコンセプトに各店舗が提供するオリジナリティー溢れる創作料理が人気です。

　つい1カ月ほど前には、「やっとお酒お出しできます！！！感染防止は徹底した上ですが、皆さんにお食事を楽しんで頂けたらとこちらもワクワクしています！！」と同じインスタに投稿されたばかりでした。

　話題の投稿は、「皆さま、ごめんなさい、コロナに負けました。8月31日（2021年）まで、五十家グループ全店休業します。街の灯を消さない！！を目標に営業し続けてきましたが、今回は負けちゃいました。（泣）８月いっぱい全店お休みをいただくこととなりました。９月からはまた皆さんにワクワクな空間、安心できる場を提供できるよう、スタッフしっかり体調を整えてむかえますので、是非楽しみに待っていてください。9月以降のweb予約は受け付けていますので、よろしくお願いします。ちくしょー！９月リベンジやーー！！」とのこと。

　コメント欄には、「絶対閉店しないでくださいね」「来月、行かせていただきます♪　料理も美味しいですが、ホスピタリティの素晴らしさも気に入ってます。応援してます」「9月に必ず行きます」「五十棲さん　ガンバ」「野菜シャブシャブまた食べたいデス！応援してます負けないで！」「京の涼風膳の野菜しゃぶしゃぶのセット。微力だけどと思いながら注文しました。豪華なセットで、感激です♫応援してる五十家ファンがいっぱいいますよ^_^」「踏ん張ってください　ファイト」といった共感や励ましの声があいついでいます。

　四条河原町少し北を木屋町の方に入った路地にある「お野菜とワイン 五十松」は、いつも「いらっしゃいませ」と若いスタッフたちの大きな掛け声が耳に心地よい明るい店です。「京野菜をワインに合わせて美味しく楽しく！」と、長岡京市にある五十棲農園や協力農家から毎朝届く旬の京野菜たちを厳選したワインに合う料理に工夫して調理し、提供されています。

　この時期ですと、おっきな丸い賀茂ナス田楽や野菜中心のメニューがたくさんあります。アボカドとサーモンのわさびタルタルが絶品、ここにも細かく調理した野菜がふんだんに使われていて、クラッカーと食べるとついついもう一つと食が進みます。

　3,500円のリーズナブルなコースでも、前菜盛り合わせ　協力農家産朝採れ野菜と果物のサラダ　季節野菜のグラタン　農園野菜と京丹波高原豚のしゃぶしゃぶ　焼き魚　黒毛和牛カイノミステーキ　季節の炊き込みご飯　デザートとボリュームも満点、これでもかというくらい出される野菜の一つ一つも肉魚類の味も申し分ありません。

　生野菜にはシンプルなワインを、ピクルスには少し酸味のあるワイン、野菜にチーズや動物性の食材の盛り合わせにはしっかりとしたワインをと、ズラリと並んだワインセラーから料理に合うワインを厳選してくれるのも嬉しいところ。新鮮な食材の料理との絶妙なマッチングを目いっぱい堪能することができます。

　店長さんはいつも「京野菜とワインのマリアージュを楽しみながら、肩肘張らずカジュアルに食べてください」といっておられました。こんないい店は何としても応援したいですね。頑張ってほしいです。今、京都市内では、居酒屋の全面休業があいついでいます。一刻も早いコロナの収束を願うしかないのでしょうか？　

お野菜とワイン 五十松 　　京都市中京区米屋町３８４