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新たな連携プロジェクト「さんぽみや」が開始。これから面白くなっていく三宮で何して遊ぼうか?【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

三宮フラワーロードの、三宮駅からウォーターフロントエリアに向けての空間が徐々に変わりつつありますね。

2022年3月に「こども本の森 神戸」がオープンし、市役所の隣にある大きな芝生の公園「東遊園地」も改装工事中です。

そして「三宮図書館」が駅前の再開発に伴い、「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」の2階に仮移転オープンするなど、とにかく変化がめじろ押しです。

壁一面に並べられた色とりどりの本。見ているだけでわくわくします
壁一面に並べられた色とりどりの本。見ているだけでわくわくします

それぞれに新たな姿へ向かって変化している日々ですが、一体どんな街になっていくのか、皆さん興味津々なのではないでしょうか。

そんな三宮フラワーロード一帯で、新たなプロジェクトがスタートしました。その名も「さんぽみや」。それって具体的にどういう内容なのでしょう。

「さんぽみや」の全貌が明かされるというので、オープニングイベント「ナイトピクニック」へ行ってきました。

館内の様子はガラス越しに外からもよく見える。設計は、建築家の安藤忠雄さん
館内の様子はガラス越しに外からもよく見える。設計は、建築家の安藤忠雄さん

会場は「こども本の森 神戸」、吹き抜けの回廊が開放的。前面ガラス張りのため、館内は自然光で明るく芝生の緑が中からもよく見えて野外にいるような心地になれる、すてきな空間です。

「ナイトピクニック」では、まず「さんぽみや」の企画運営を行う4つの施設の代表によるトークセッションが行われました。

「さんぽみや」は、三宮近辺を散歩しながら1日過ごすようなイメージから付けられたものだそう。ただ歩くだけでなく、そこには「学び」があるという意味が込められています。

具体的には連携イベントの企画など、活動を広範囲で一緒にやっていくことで、エリア一帯の情報発信や文化を盛り上げていこうという取り組みなのだとか。ワークショップがあちこちでやっているようなエリア作りをしたいとも。

普段私たちが遊んでいる環境は、どこか受け身のものが多かったりします。だけどもし、散歩に出掛けるように気軽にクリエイティブな活動に触れられるとすればどうでしょうか。

趣味を探すのって案外難しい、だけど色々と体験してみることで出会えるちょっとしたワクワクがあれば、普段の生活にそんな刺激を取り入れていけるのかもしれません。

例えば「KIITO」には、こどもからシニア、社会人、クリエイターまで誰もが集まり、つながることのできる場を目指す「KIITO:300」という新たな拠点もでき、こどもの創造的学びや社会貢献活動にも力を入れているそう。

「さんぽみや」は、コピーライターの岡本欣也さんが付けた名前
「さんぽみや」は、コピーライターの岡本欣也さんが付けた名前

東遊園地で行っていた社会実験「アーバンピクニック」では、公園一帯に芝生を敷き詰めてその一角にカフェと本棚を置き、人々が自由に遊び方を選べるような仕掛けをしてきました。

「こども本の森 神戸」の本は、外の庭に持ち出して公園やウッドデッキで読むことができますし、仮移転オープンしたばかりの「神戸市立三宮図書館」は、木を多用した温かみある雰囲気。本を楽しむための個性的で自由な空間です。

そんな4つの施設が手を組み、何か面白いことを仕掛けてやろうじゃないかという意気込みを話してくれた今回のイベント「ナイトピクニック」。この日は屋外でのドリンク、フードなどの出店やジャズコンサートもあり、とても気持ちの良い夕涼み空間が広がっていました。

芝生に寝っ転がって生演奏が聞けた。上を見上げれば街に広がる夜空
芝生に寝っ転がって生演奏が聞けた。上を見上げれば街に広がる夜空

それぞれの活動を組み合わせることで、点と点を繋ぐように広範囲で歩き回って遊べるようになるという「さんぽみや」のコンセプト。いいですね、大賛成です。

すでに次の企画に向かって話も進んでいるよう。4施設の皆さんがワクワクしながら計画を練っている感じが伝わってきて、今後どんなことが行われるのか期待も膨らみます。

さんぽみや。これからどんな面白いことが始まるのか、要チェックですよ。ぜひご参加を!

「さんぽみや」(三宮周辺施設連携事業)

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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