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首位SSGが今季5度目のサヨナラ勝ち 育成出身5年目が押し出し四球でプロ初打点<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ押し出しのチェ・サンミン(写真:SSGランダーズ)

7月1日のKBOリーグはグラウンドコンディション不良で1試合が中止。4試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズ-KIAタイガース(インチョン)は、両チーム共に点を取られたら取り返す一進一退の攻防が続き、6-6の同点で9回へ。

SSGは9回裏2死満塁で8回に守備から入ったチェ・サンミンが四球を選び、押し出しで7-6に。SSGが今季5度目のサヨナラ勝ちを収めた。

チェ・サンミンは育成選手出身のプロ5年目。今季初めて1軍出場を果たし、これまでのヒットは1本。この日の押し出し四球が自身初打点となった。

首位SSGは連勝で貯金を23に増やし、敗れた4位KIAは5連敗。KIAを追う5位KTウィズとのゲーム差は1に縮まった。

◇7月1日(金)の結果

・LG 2 - 1 ロッテ(チャムシル)

 勝:キム ジンソン

 敗:ナ ギュンアン

・キウム 7 - 5 ハンファ(コチョク)

 勝:ハ ヨンミン

 敗:キム ジョンス

・SSG 7 - 6 KIA(インチョン)

 勝:ソ ジンヨン

 敗:キム ヒョンジュン

・KT 11 - 7 トゥサン(スウォン)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:ストック

・NC 中 止 サムスン(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「晴天なのに中止?」

チャンウォンNCパークのNCダイノス-サムスンライオンズは、グラウンドコンディション不良で中止となった。同球場は先週、内野の土をメジャー仕様のものに入れ替えたが、雨が降り続いたことで新しい土は大量の水分を含んでしまった。天候は回復するも粘り気が出た土は整地が困難な状態となって、晴天にもかかわらず中止が決定した。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KTウィズ戦に1番センターで先発出場。1打席目センター前ヒットで出塁。次打者の二塁打で先制のホームを踏んだ。2打席目サードゴロ、3打席目一、二塁間を破るヒット、4打席目空振り三振、5打席目四球だった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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