ようやく台風3号が発生へ、沖縄には熱帯低気圧が接近か?
台風3号が発生へ
遅れていた台風3号がいよいよ発生する予想となってきました。
気象庁によると、南シナ海にあった低圧部がきょう午前9時に熱帯低気圧に変わり、しかもこの熱帯低気圧は今後24時間以内に台風へ発達する見込みとの情報が発表されました。
今年は台風の発生が少なく、6月12日に台風2号が発生(6月14日消滅)したのを最後に静かな状態が続き、このまま7月は統計史上初めて台風の発生がゼロとなる可能性も高くなっていました。
気象庁の情報によると、この熱帯低気圧は今夜21時の段階で、中心気圧996hPaの熱帯低気圧で、あす8月1日(土)午前9時に中心気圧994hPaの台風へ発達する見込みで、もし予想よりも早めに発達し、今夜21時までに台風となれば、7月の統計史上初めて発生ゼロという記録はなくなります。ただ今の予想では月が替わって8月になってから発生する可能性が高い予想となっています。
ちなみに台風3号の遅い発生記録を調べると、1位1998年8月9日9時、2位1975年7月31日21時、3位2016年7月26日15時となっており、すでに3位以内の記録が確定しています。
もし今夜21時までに発生しなけれ、8月にずれ込むと同時に、2番目に遅い記録も更新することとなります。(速報値)
なお台風3号が発生しても日本への直接の影響は今のところない見込みです。
新たな熱帯低気圧が発生し沖縄近海へ北上か?
今後台風3号へ変わるであろう南シナ海の熱帯低気圧とは別に、タイトル画像にある通り、フィリピンの東海上で雲がまとまってきています(熱帯擾乱)。
気象庁の予想では、今後さらにまとまりながら北上し、あす1日(土)21時には熱帯低気圧が発生する予想です。
その後、2日(日)~3日(月)にかけて、石垣島など、沖縄県の先島諸島へ近づく可能性があります。
今のところ、太平洋高気圧の中に入り込むような感じで、台風まで発達するような感じではありませんが、先島諸島周辺の海水温は平年より高く、30℃以上ありますので、予想以上に発達する可能性もなくはありません。
今後も最新情報にご注意下さい。