10戦全勝10KOの21歳ヘビー級
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00262630/title-1633875838255.jpeg?exp=10800)
オハイオ州トレド出身の21歳のヘビー級、ジャレッド・アンダーソンが2ラウンドKO勝ちを収め、デビュー以来10連勝を飾った。オールKOでの快進撃が続く。
10戦目の相手はドイツでの試合が多い33歳のウラディミール・テレシュキン。米国のリングに上がるのは2度目ながら、22勝(12KO)1分けと、負けを知らないベテランであった。
![Photo:Frank Micelotta / FOX Sports](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00262630/image-1633875906562.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
まだ粗さが残るアンダーソンだが、強気に攻めまくる。サウスポーにも苦手意識は感じずに、手数で圧倒。ロープ際に追い込み、2ラウンド、2分51秒でストップした。
ご覧にように、前足を踏んで自身のパンチを当てるという、オーソドックスがサウスポーと戦う際の秘策を実践していた。ルール上、故意ならば反則であるが、レフェリーが注意しなければ、これ幸いと使用する選手は多い。
![Photo:Frank Micelotta / FOX Sports](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00262630/image-1633875941014.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
WBCヘビー級タイトルマッチの前座に出場した注目の若手は、このチャンスで株を上げてやると闘志を漲らせていた。
「ファーストラウンドは、ちょっと緊張しました。何といっても自分にとって初のPPVでの試合でしたから。でも、いいパフォーマンスが出来たと思います。コーチの指示通りに練習してきたんですよ」
![Photo:Frank Micelotta / FOX Sports](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00262630/image-1633875974384.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
アンダーソンは、タイソン・フューリーのトレーニングキャンプに参加し、調整した。
「彼と同じ空間でトレーニングできたことは、貴重な体験でした。鉄がさらに研ぎ澄まされた気がします。故郷、トレドの誇りになりたいですね」
17歳でアマチュアの全米王者となったアンダーソンは、当時から将来を期待されていた。ドイツで催された国際大会で優勝したキャリアも持つ。
今後もチーム・フューリーの一員として共に汗を流せば、この21歳は多くを学ぶであろう。恵まれた環境下で大きく成長してほしい。