日本茶もティーバッグの時代!日本茶のプロが選ぶ最高峰のティーバッグをご紹介!
日本茶のティーバッグと聞いて何を思い浮かべますか?
スーパーで50個入り数百円のあれですか?
ファミレスのドリンクバーのとか、ホテルの部屋の備え付けのとか。
それもまあ、ありなのですが・・・それではなかなか癒されない・・・
そこで、今回は香りとおいしさに癒されリフレッシュできる高品質の日本茶ティーバッグをご紹介します。
急須でいれるお茶と遜色ない、いやむしろ、ティーバッグだから初心者でも失敗しない優れもの。
これを飲んだらティーバッグのお茶の概念がかわるかもしれませんよ。
日本茶AWARD2023の日本茶準大賞はなんとティーバッグのお茶!
毎年開催されている「日本茶AWARD」は新しいスタイルの品評会です。
日本茶のプロフェッショナルによる一次審査二次審査の後、一般審査も行われ、日本一である日本茶大賞と第二位の日本茶準大賞が選ばれます。
今回ご紹介するのは、プロによる審査で日本茶ティーバッグ部門1位、そして、数多ある茶葉の中から一般審査により全受賞茶の中で第二位の日本茶準大賞に選ばれたティーバッグです!
これまでティーバッグのお茶が日本茶準大賞に輝いたことはなかったので、会場では発表の瞬間「おぉ!」とどよめきが起こりました。
日本茶ティーバッグ界の初の快挙となります!
※この日の取材の模様はこちらの過去記事をご覧ください。
日本茶準大賞の西海園「極豊プレミアム緑茶ティーバッグ」
長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)町の彼杵茶(そのぎちゃ)は蒸し製玉緑茶の産地です。
彼杵茶といえば、うま味と甘味の強いまろやかでこくのある鮮やかな緑色のお茶がとても人気で、今回で9回目となる日本茶AWARDでも彼杵茶は上位の常連と言ってもいいほど。
産地としては小さく全国的な知名度はまだ低いかもしれませんが、日本茶を扱うプロの中では高評価の産地の一つです。
そして日本茶AWARDで受賞の常連であり昨年度は蒸し製玉緑茶部門で「そのぎ茶:玉緑翠」が日本茶大賞に輝いた西海園(さいかいえん)のティーバッグ「極豊プレミアム緑茶ティーバッグ」が今年度は準大賞!
西海園さんは同時に蒸し製玉緑茶部門でも「そのぎ茶 玉緑翠」が部門のトップであるプラチナ賞受賞と、ダブル受賞に輝いています。
※参考:日本茶AWARDホームページ(外部サイト)
高品質なのにとてもリーズナブルなティーバッグ
表彰式の後のプレゼンテーションでは西海園さんのブースで受賞茶を試飲、購入することができました。
お値段を伺ってびっくり!
6グラム入りのティーバッグが10個入って1188円!
これだけ高品質の茶葉が入ったものなのに、ティーバッグ1個当たり約120円とは驚きです!
おすすめのいれ方
おすすめのいれ方を西海園の二瀬(ふたせ)さんに伺いました。
・茶葉の量:ティーバッグ1袋(6g)
・お湯の量:150ml
・お湯の温度:70~80度
・抽出時間:60秒
急須又は湯呑みやマグカップに60秒程抽出し、お好みで5回~10回ほど揺らし最後の一滴まで出し切ってお飲みください。
パッケージには水出しのいれ方も書いてありこちらも試してみたいです。
伺ったとおりにお茶をいれると1人分だとたっぷりの量、少な目の量を2人分で分けてもいいくらいの量になります。
香りも味も急須でいれたお茶と変わらぬおいしさです!
そして、小皿に置いておいたティーバッグを使い、二煎目もいれてみましたが、こちらもしっかりと色も味もよく出ておいしく飲めました。
試しに三煎目、四煎目といれてみました。
三煎目までは茶葉で淹れるのと同様にしっかりした味が楽しめます。
さすがに四煎目は薄くなってしまうため、三煎目までがおいしく飲める範囲ではと感じます。
それでも、通常のティーバッグ(2~3グラムが主流)より茶葉の量が多いこともありはっきりした輪郭のある味わいです。
1個120円のティーバッグでたっぷり3回お茶が楽しめるなら、とてもお得です!
思わず「こんなにお安くていいんですか?」とお尋ねしたところ「上質な茶葉を気軽に試していただける価格にしています」とのこと。
本格的な味がお家で簡単に楽しめるのは嬉しいですね。
日本茶ティーバッグの開発秘話
受賞した日本茶ティーバッグの開発秘話や工夫なども二瀬さんに伺ってみました。
Q:「極豊緑茶プレミアムティーバッグ」の販売はいつからですか?
Q:どういうきっかけでこちらの日本茶ティーバッグを作ろうと思ったのですか?
ティーバッグでこれだけ本格的な煎茶が楽しめるのは嬉しいです。
こういった上質なティーバッグがきっかけとなり、リーフの茶葉でお茶をいれてみよう、という方が今後増えていくかもしれません。
Q:ティーバッグを作るにあたり工夫されている点がありましたら教えてください。
ティーバッグでもおいしくいれられるように茶葉の加工を変えているのですね!
Q:日本茶AWARD準大賞の受賞後の反響はいかがでしょうか?
Q:どんな方に飲んでほしいですか?
実際に私のようなお茶のプロやお茶が好きな人も、忙しい時はティーバッグを重宝しますし、オフィスや旅先にお気に入りのティーバッグを持って行くことも多いです。
仕事の合間のリフレッシュや旅先でほっとしたいときは、茶殻の処理などの手間のないティーバッグで手軽にお茶をいれて香りと味わいに癒されています。
ワンランク上の日本茶ティーバッグで癒しのひとときを
今回は日本茶ティーバッグ界最高峰のものをご紹介しましたが、日本茶専門店やデパートなどの日本茶コーナーで扱っている日本茶のティーバッグは良質の茶葉を使ったものが多いのでおすすめです。
スーパーの大容量のものよりはだいぶ割高ですが、それは使っている茶葉の質が違うから。
ワンランク上のティーバッグは香りも味も上質です。
旅先に便利な個包装のもの、最近は和紅茶やフレーバーティーの日本茶など種類も増え、用途やその日の気分に応じて選ぶのも楽しいです。
私は忙しい朝、一杯だけお茶が飲みたい!という時にティーバッグを使います。
マイボトルにいれるお茶もティーバッグなら手間なく作れます。
旅先のデパ地下で購入した和菓子などのスイーツをホテルの部屋でお気に入りのティーバッグのお茶とともに楽しんだり、夜はカフェイン控えめのほうじ茶のティーバッグにしたり、と数種類用意することも。
どこでもおいしいお茶が楽しめる手軽な日本茶のティーバッグ、おすすめですよ。
※参考:西海園ホームページ(外部サイト)