【京都市伏見区】「えっ?墨染にこんな場所あった?」息を飲むほど美しい桜が咲き誇る、隠れた名所
墨染通りにある「墨染寺(ぼくせんじ)」の桜をご紹介します。
境内には、“墨染”という地名の由来と伝えられる桜があり、古くから「桜寺」として親しまれています。
3月下旬から4月上旬にかけては、境内がライトアップされ、息を飲むほどの美しい夜桜を楽しめます。
墨染寺の行き方
京阪・墨染駅から墨染通りを西へ150メートルほど歩くと、墨染寺に到着します。
ふだん何気なく前を通っている人でも、もしかするとこのお寺が桜の名所であることを知らない人もいるかも知れません。
石柱には「墨染櫻寺」と書かれています。
門をくぐり境内に入ると、50メートルほどで本堂があります。本堂前に立つ日蓮聖人像も印象的。
墨染寺の桜
毎年、桜の季節には、地元の人たちがふだんの生活のなかでふと立ち寄り、桜を楽しんでいます。
墨染寺には、知る人ぞ知る隠れた桜の名所といった雰囲気があります。
墨染通りからは境内の奥までは見えないので、まさかこんなにも美しい桜が咲き誇っているとは思わないでしょう。
格子窓に映り込む桜
実際の桜の木だけではなく、実は墨染寺には一風変わった桜の楽しみ方もあります。
本堂に掲げられた「桜寺」と書かれた扁額(へんがく)の下に注目してください。
満開の桜が格子窓に映り込んでいるのに、お気づきでしょうか。風情がありますよね。この桜をめあてに墨染寺を訪れる人もいるそうです。
四代目墨染桜
境内の奥には、「四代目 墨染桜」と書かれた立札があり、そのそばに小さな桜の木が植えられています。
この桜の木が“墨染”の地名の由来となったと伝えられる「墨染桜」の子孫。
まだまだ小さな木ではありますが、立派な花を咲かせています。
夜桜
例年、桜の開花に合わせ、墨染寺の境内はライトアップされ、昼間とは違う表情を見せてくれます。
本堂前の左右の桜はまるでアーチのよう。見上げると、夜空との対比によって、桜の美しさが一層際立ちます。
4月2日(日)は「墨染寺 さくらまつり」開催
4月2日(日)は墨染寺の境内で「さくらまつり」が開催されます。
境内では、墨染ショッピング街のお店によるマルシェも。
本堂のステージでは、キッズダンスや雅楽などのイベントも行われます。
日曜日は今のところ晴天の予報です。知る人ぞ知る桜の名所で、満開の桜をお楽しみください。
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墨染寺(ぼくせんじ)
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住所 |京都市伏見区墨染町741