【MC19 プラグ交換】バイク黄金期|レーサーレプリカは高性能だけどプラグ交換が大変だったよね!
バイク全盛期のレーサーレプリカ
ホンダCBR250R MC19(通称ニハリ)
やっとプラグ交換ができたのでご報告いたします。
バブル時代のバイクは良い
とっても良い
当時の技術の粋の高性能 ・・・
いや、「性能」って点じゃ今のバイクのほうが圧倒的に高いのだろうけども
バイクとしての「官能」はレーサーレプリカに勝るものはないと思ってしまう
いやでもしかし、
この整備性の悪さはなんとかならんものか?
実はね、ずっと「プラグ交換」から逃げてたんですよ。
なにせ自分はずっと単気筒ばっかりのってきたニンゲンなのでプラグを4本も交換するのが面倒でしょうがない。
ましてやこのCBR250(MC19)ニハリ君は、250ccってのもあるかもしれないけど、車体がコンパクトな分、狭い、狭い、もひとつ狭い。
マスの集中化、低重心化、そして吸排気のストレート化 ・・・ あらゆる課題を徹底気に追求した姿ゆえに、整備性なんてものは放り出されたレーシングテクノロジーを手の汚れと共に感じることができるレーサーレプリカってほんっと素敵♪
といっても、スパークプラグの1番と4番は簡単です。
カウルを外しさえすれば、交換できちゃう。
2番も、無理矢理に手を突っ込めば外せないことはない。
問題は、3番!!
これが手が入らないどころか、目視することすら叶わない奥に隠されているのです
一応確認ですが、乗車した状態からエンジンを見下ろして、左から 1番 2番 3番 4番 ・・・と、シリンダーを数えてます。多分これで合っていたと思いますが違ってたらごめんなさい
急がば回れ!ラジエーターを上下とも外して
ついでにゴムシートをどけるのだ
さすれば道は開かれん!
あ、ちなみに、エアクリーナ外してもあんまり意味はありませんでした。
これはエアクリーナ掃除も兼ねていたのでこの状態ですが、ガソリンタンクのったままでもOKです。
強いて言えば、エアクリーナボックスまで外すと光が入るのでプラグホール周辺が確認しやすくなりますね。
問題はラジエーターだ。
ラジエーターをズラすことでプラグ交換が可能になるのです。あ、ズラすだけなので冷却水は抜かなくてオッケー。
まずは、上の取り付けボルト2本を外して、
下は、ピンを引っこ抜けばラジエーターが外れます
ごついとはいえ、ピンだけで固定されてるラジエーターがすっごい。さすが、レーサーレプリカ!!
そして、シリンダーに覆いかぶさるようになってるゴム(汚れ防止?遮熱目的??)をあれこれ引っ張って持ち上げれば、三番シリンダーに手が入るようになります
まず、「ラジエーターを上下ともフリーにすること」と、「ゴム板をズラす」ことで、確保できるスペースがけた違いに広い
これが大切
特に、無理矢理手を突っ込んで作業しようとすると、スパークプラグだけでなく、プラグキャップとプラグコードに余計なストレスかけちゃって断線させたり不具合を起こしかねないので、事前に十分なスペース確保は必ずやったほうがいいなとオッチャンは思います
そして、こういった複雑なエンジンには、「純正プラグレンチ」は必須。絶対に持っておくべし。なんたって専用設計!
そこに、オプションとして板ラチェットがあればもはや無敵です。
狭いところでも回せるのでストレスフリー!!
取れたぁ~!!!
前のオーナーは「イリジウムプラグ入れてるッスから!」とか言ってたけど、ありゃ嘘だった模様です。かなりギリギリでしたね、こりゃ。
そんなわけで無事にプラグ交換ができました。
今は息子がMC19に乗っているのですが、何となくエンジン音が湿っぽく、シリンダーごとのバラツキを感じてましたが、スパークプラグを交換することで一気に19,000回転まで吹けあがるようになりました。
・・・高性能エンジンほど、やっぱりスパークプラグって大切なんですね~!
というわけで、このMC19のプラグ交換はネット情報でもチラホラとはありますが、意外と少なそうなので記事にしてみました。