昨年5月に名古屋市昭和区にオープンしたおにぎり屋「MUSUBI」のワンコインモーニングを食べに行ってきました。

やっぱりおにぎりっていいな！と思いましたのでご紹介します。

おにぎり屋「MUSUBI」は名古屋市営地下鉄名城線の名古屋大学駅から少し歩いた場所にあります。

駐車場は店の目の前に4台あるので車でも行きやすいです。

店内は、こぢんまりとしていて、カウンター5席のみです。

内装は、シンプルな作りでおにぎり屋さんの雰囲気にとても合っています。

味のある書体でおにぎりの具の札がかかっています。

札が裏返っているものは、売り切れです。

日本人にとってなじみ深い「おにぎり」ですが、最近は随分専門店が増えてきました。コロナ禍でテイクアウト需要が高まったこともあり、おにぎりは家で作るものから、専門店で買うものに変化しつつあります。

専門店で買うおにぎりは、塩おにぎりなどお米の美味しさをとことん味わうものから、具材がたっぷり入った「ごちそうおにぎり」まであり、贅沢感が味わえるのも人気の理由となっています。

さて、今日「MUSUBI」さんでいただいたのは「おむすびモーニングセット」です。

おむすび1個、日替わり味噌汁、玉子、お漬物でワンコインの500円です。

もうひとつの朝のメニューは、「玉子がけご飯」か「ふわふわ玉子がけご飯」のモーニングです。

「ふわふわ玉子がけご飯」は白身をふわふわに泡立てたものと卵黄がご飯の上に載っているもので、想像しただけでめちゃくちゃ美味しそうです。

名大が近いので留学生のお客様も多いのか、「玉子がけご飯」の説明は英語でも書かれていました。

モーニングは280円以下のおにぎりから１つ選べます。

つい高いものから選びたくなり、「23．めんたいちーず」にしました。

メニューの背景が海苔になっているのもおにぎり屋さんらしいです。

少しあとに来られたお客様が「１.しお」を大量に予約されていました。

昔、母に作ってもらった塩むすびを思い出しました。具がなにも入っていなくても塩むすびって、なんであんなに美味しいんでしょう！

塩むすびこそ、お米と塩の美味しさがわかる商品ですね。

次回絶対にいただきたいと思います。

モーニングセットの味噌汁は、70円プラスして豚汁に変更しましたので合計は570円です。

「めんたいちーず」おにぎりです。

お米がふっくらしていて、ふんわりと握られているのがわかります。

極上のおにぎりは、いかに空気を残すかが重要で、海苔を巻いて形を保っているぐらいのほうがより美味しくなるそうです。

「MUSUBI」さんのおにぎりに使用するお米の選別は、お米屋さんと相談をして、季節毎におにぎりに最適なものを特別にブレンドしてもらっています。

また、毎日精米したてのものを炊き上げており、浸水時間、火加減には特に気を使って、一番よい状態で提供できるように日々試行錯誤されているとのことです。

しっかり浸水させることでお米の芯まで熱が伝わって甘みが引き出されます。

海苔はおにぎりとの相性が最も良いものを老舗の海苔屋さんから仕入れているとのことです。

中身の具をちょっと覗いてみようとすると、ぱかーんとたくさんのめんたいチーズがあふれ出てきました。

明太子とチーズのコラボレーションで、とても優しい味です。

お味噌汁に使用する味噌や出汁にもこだわりがあります。

今回いただいたのは豚汁ですが、見た目は赤味噌なのに一口いただくと何ともマイルドなお味。

何種類もブレンドされたお味噌と出汁も玉ねぎも煮込んでお野菜の甘いエキスを抽出させているとのこと。

だからこんな深い味がするんだなあと納得しました。

豚汁は具がたくさん入っていて、野菜の食感を大切に作っていらっしゃいます。お腹も十分満たされました。

お漬物と卵焼きです。

きんぴらごぼうは細めで味がしっかり浸み込んでいます。

だしまきは、出汁が効いていてとても美味しいです。

お持ち帰りのお弁当もあります。

お弁当やおにぎりは、お花見やちょっとした公園散歩に持っていくのにも最適です。春が来るのが待ち遠しいです。

参考までに店内の写真を載せました。

コロッケなどは単品で買うこともできます。

「だしまき」は、1パック300円です。

お店がオープンしたのは2023年の5月ですが、最高のおむすびを提供するため、３年ほど前から全国各地の美味しいおにぎり屋を巡り、研究されたとのこと。

オープン後もお客様からのご意見などもお聞きしながら美味しいおにぎりを追求し続けています。

スタッフさんからおにぎりついてのこだわりをいろいろ教えていただき、優しい笑顔にも癒されました。

日本のソウルフードと言える「おにぎり」の伝統も守りながら、進化しつづける「MUSUBI」さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。