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ハイテクウォーターガンの元祖「SpyraGO」で子供が大はしゃぎ!

木村ヒデノリテックジャーナリスト/兼業主夫

 こんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。ハイテクウォーターガンの元祖はやはり違いました。

 ここ数年でかなり流行ってきている電動ウォーターガンですが、その流行りを作り出したのがこのSpyraです。Spyraはドイツに拠点を置く革新的なウォーターガン専門メーカーで、Spyra Oneから始まった製品はすでに第3世代目を迎えています。

 今回紹介するのはそのハイテクさを踏襲し、子供も扱いやすくした「Spyra GO」です。最新機から機能性は踏襲しつつ、子供でも扱いやすいように軽量化、簡略化された使い心地に子供のテンションは最高潮でした。

オフィシャルサイト
Spyra
製品サイト
SpyraGO

私の記事ではYahoo!ニュースの規約に準ずる範囲で企業から製品の提供や貸し出しを受けて書いています。しかしながら、実際に使ってみて記事を書く基準に達していないと感じられた製品、また良いと思う点よりも大幅に悪い点が上回る製品に関しては全て返却して記事化を見送っています。企業からの報酬等も一切ありません。

ハイテクウォーターガンの元祖

 最近Amazonでも様々な類似品が出ていますが、ハイテクウォーターガンの元祖を作ったのがこのSpyra社です。

 その技術力の高さに感銘を受け、日本総代理店になったのが長野にあるSWANY社です。元々は製品試作などをされている技術力に関してもリテラシーの高い会社がこの製品の凄さに気づいているということだけでも信頼性が高まりますね。

 日本に代理店があるのも安心できるところ。Amazonなどに出ている主に中華製の製品は手軽に買える価格ではあるものの、壊れてもサポートがないので心配。一方SpyraはSWANY社がサポートしてくれるので安心です。

軽量、簡単になったSpyra GO

 これまでの大人向けウォーターガンSpyraThree(第3世代)は圧倒的な水圧と飛距離、ウォーターガンの常識を覆す利便性(自動給水、LEDインジケーター搭載など)で人気でしたが、子供にはやや重いというデメリットがありました。

3世代目にして改良が重ねられ、絶大な人気を誇るSpyraThree
3世代目にして改良が重ねられ、絶大な人気を誇るSpyraThree

本体だけで2.3kgあって、子供にはかなり重かった本体がSpyra GOでは890gと大幅に軽量化した
本体だけで2.3kgあって、子供にはかなり重かった本体がSpyra GOでは890gと大幅に軽量化した

 それが今回の新製品、SpyraGOでは半分以下の890gとなり、また給水方法も(自動給水はないものの)簡略化され、より子供が使いやすい仕様になっています。

小さい子が持っても重さを感じず、快適に使えるSpyraGO
小さい子が持っても重さを感じず、快適に使えるSpyraGO

 特に給水に関してはSpyraThreeのように先端からの自動給水はできなくなったものの、後部からタンクに直接入れられるようになったことで、防水性や耐久性が向上している感がありました。

この黒い部分をスライドさせるとタンク口が開く
この黒い部分をスライドさせるとタンク口が開く

このタンク口から貯まっている水のほか、水道やペットボトルからも直接給水できるのは大人用にはない利点
このタンク口から貯まっている水のほか、水道やペットボトルからも直接給水できるのは大人用にはない利点

 子供は本当に予想外の使い方をするので、この点はかなりメリットな気がします。また、水道やペットボトルなど、水がSpyra Baseなどに貯められていなくても給水できるようになったのは大きなメリットだと思います。

大容量な上折りたたみもできて便利なバケツSpyraBase
大容量な上折りたたみもできて便利なバケツSpyraBase

飛距離も威力もちょうど良い

 SpyraThreeでは従来のウォーターガンの常識を覆す威力や飛距離が売りでしたが、本体重量が重かったり、弾数が少なかったり、というデメリットもありました。

自動給水ができたり、弾数表示ができたりと高性能なSpyraThreeだが、段数は20ショット前後とやや少なめ
自動給水ができたり、弾数表示ができたりと高性能なSpyraThreeだが、段数は20ショット前後とやや少なめ

 SpyraGOでは前述した通り軽くなっただけでなく、弾数も75ショットとかなり多く打てるようになり、威力や飛距離も通常のウォーターガンよりは強く、SpyraThreeよりは控えめになりました。

SpyraGO(上)はSpyraThreeと比べ、水量が少なめで弾道が細い。
SpyraGO(上)はSpyraThreeと比べ、水量が少なめで弾道が細い。

 大人でも至近距離で打ち合うとかなり衝撃のあるSpyraThree。この強力さが醍醐味でもありますが、子ども同士には少し強すぎる感も。その点SpyraGOは水量が少なめで優しい当たり心地のほか、1回の給水で75ショットとかなり多く打てるので給水の頻度が減り、使いやすい印象を受けました。

SpyraThreeも持てなくはないが、小学生でもちょっと重そう
SpyraThreeも持てなくはないが、小学生でもちょっと重そう

弾数や威力以外の違い

 そのほかの違いとして、SpyraThreeにはモード切り替えがあることに対して、
SpyraGOにはない点が挙げられます。

SpyraThree(上)にはモード切り替えスイッチがあるが、SpyraGO(下)にはない
SpyraThree(上)にはモード切り替えスイッチがあるが、SpyraGO(下)にはない

 SpyraThreeではモード切り替えをするとバーストショットができるなど、かなり面白い機能があるので少し残念ではありますが、子供が遊ぶには十分な印象でした。

廉価版やコピー商品とは一線を画す性能

 念のためAmazonにある類似製品も比較してみました。購入したのはSuperiorという製品で大きさはSpyraGOと同等、自動給水機能もあるモデルです。

今回比較したSuperiorという類似製品
今回比較したSuperiorという類似製品

小型で自動給水機能はあるものの、LEDなどのインジケーターは付いていない
小型で自動給水機能はあるものの、LEDなどのインジケーターは付いていない

 確かに小型で自動給水機能があるのは優秀ですが、特に気になったのが防水性能の低さです。電池部分の防水がほぼ皆無で、1、2度使っただけで電源が入らなくなってしまいました。

 一方SpyraGOは子供がどんな使い方をしても安定して使える印象。充電口の蓋も誤って開いたまま使ってしまわないようにねじ止めされ、さらにしっかりと防水されています。

子供が使うことも想定して作ってくれているのが好印象
子供が使うことも想定して作ってくれているのが好印象

 製品として動いたとしても、子供に安心して持たせられるかはまた別問題です。
SpyraGOは自由に遊ばせていても壊れませんでしたし、充電もかなり長く持つのでやはりそこは類似品でなく業界を牽引するSpyra社製品ならではだなと感じました。

新次元のウォーターガンに子供大盛り上がり

 友人宅の庭でお友達家族と遊びましたが、子供はウォーターガンを見るなり「すごーい!」と大盛り上がり。結局大人もみんなでびしょびしょになるまで遊びました(笑)

 1つだけ欲をいえばもう少しカラーバリエーションがあると選ぶ楽しみもあってより良い気がしました。本家ではクリアタイプもあったので、SWANYさんにはぜひ今後取り扱って欲しいところです。

 今年もまだまだ暑い時期が続くので何度も遊べそうでワクワクです。子供のプレゼントなどにもとってもおすすめな一品でした。

テックジャーナリスト/兼業主夫

バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒。家事育児をしながらレビュー記事や動画を作っています。ガジェット好きが高じて築50年団地をスマートハウスにリノベ、沸騰ワード10で紹介されました。家事時短できる製品から育児に役立つハイテクおもちゃまで幅広く紹介していけたらと思っています。

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