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29種類の洗剤を実際に試し、2021年洗濯洗剤の洗浄力ランキングを決定しました!

ハナおうちクリーニング(洗濯)研究家

お店にはたくさんの洗濯用洗剤が並んでおり、選択肢が多すぎてどれを選べいいのかわからないという方も多いでしょう。

私は、毎年春にドラッグストアで普通に購入できる洗剤を買い集めては洗浄力を確かめ、その過程と結果を自分のブログ「洗濯ラボノート」で公開しています。

実際に使って試した29種類の洗剤の中から

・洗浄力

・液体洗剤の洗浄力

・コスパ

という3つのテーマにしぼり、それぞれのベスト5をランキング形式で紹介します。

よかったら洗濯洗剤を選ぶ参考してみてくださいね。

まずはタイプ別の洗剤の特徴とどんな人に向くのかから

洗剤タイプの特徴

洗濯用の洗剤には大きく分けて粉末洗剤、液体洗剤(弱アルカリ性)、液体洗剤(中性)の3種類。

それぞれのメリットとデメリットです。

粉末洗剤

粉末洗剤の液性は全て「弱アルカリ性」となります。

アルカリ系の洗剤は皮脂や食べ残しなど、衣類に付着しやすい汚れをよく落とします。

ただ、ウールやシルクなど動物性の繊維を壊す可能性があるので、デリケート衣類には使えません。

【メリット】
・洗浄力が高い
・コスパが高い

【デメリット】
・粉残りの心配がある
・デリケート衣類には不向き

【こんなご家庭に向いてます】
・汚し盛りのお子様がいる
・予備洗いなど手間なく衣類を洗いたい

液体洗剤(弱アルカリ性)

一昔前まで粉末=弱アルカリ、液体=中性という棲み分けがされており、液体洗剤は便利だけど洗浄力はイマイチというイメージでした。でも、ここ数年でずいぶん変わってきました。

液体洗剤の主流は今や弱アルカリ性洗剤。種類も多いです。

ただ、アルカリと液体の相性はあまりよくはなく、洗浄力は玉と石が入り乱れ、選ぶのがもっとも難しい洗剤のタイプと言えます。

【メリット】
・水に溶けやすい
・選ぶ際に種類が多い
・コスパは比較的高め

【デメリット】
・洗浄力は玉石混淆で高いとは限らない
・容器が大きい
・デリケート衣類には不向き

【こんなご家庭に向いている】
・洗剤は液体と決めている
・部屋干しなどのニオイが気なる

液体洗剤(中性)

中性洗剤は一般的にアルカリ系の洗剤に比べて洗浄力は落ちるものの、衣類にやさしくウールやシルクといったデリケート素材も洗えます。

漂白剤や蛍光剤が無添加のものが多く、比較的肌にも優しいです。

洗剤を使い分けずに一つ絞りたいなら中性洗剤がおすすめ。

【メリット】
・水に溶けやすい
・コンパクトである
・衣類の種類を選ばず使える
・肌への負担も少なめ

【デメリット】
・洗浄力が弱いものが多い
・価格が高め

【こんなご家庭に向いている】
・服が汚れる生活ではない
・洗剤を1つに絞りたい

こんなふうに検証しています

洗浄力

口紅、卵、醤油、ボールペン、果汁、ソース、ミートソース、カレー、ごま油といった9つの汚れをつけた布を洗って汚れ落ち具合を5段階で点数をつけます。

消臭力

夫の加齢臭を培養しています(笑)

夫の枕カバーを洗ってニオイチェッカーの数値と実際に鼻でかいで5段階評価で点数をつけます。

こちらの数値を足したデーターがこちらです

これらの結果を元にしたランキングを発表します

※汚れ落ちの点数が同じ場合はコスパの良いほうを上にしています

洗浄力ランキング

1位 P&G アリエール(粉末)
2位 花王 アタックバイオEX(粉末)
3位 P&G ボールド(粉末)
4位 LION トップ部屋干し(粉末)
5位 P&G アリエールPRO(液体/弱アルカリ)

洗浄力だけ見るとどうしても粉末が有利になります。

カレーやミートソース、果汁など、落とすのが難しい色素系の汚れは、こすり洗いなしで落とせたのは粉末だけ!予備洗いなしで手間なく衣類を綺麗に洗いたいという方には粉末一択になります。

粉末と同等の汚れと落ちをみせた液体洗剤が、P&Gの新製品アリエールPROクリーンです。漂白剤を超えた洗浄力という謳い文句はあながち嘘ではないです。少々コスパが悪いのが難点。

洗浄力だけでみるとどうしても粉末洗剤が有利です。では人気の液体洗剤だけのランキングです

液体洗剤の洗浄力ランキング

1位 P&G アリエールPRO(弱アルカリ)
2位 花王 アタックZEROレギュラー(中性)
3位 LION トップ リキッド(弱アルカリ)
4位 花王 アタックZEROドラム式用(中性)
5位 花王 アタック 3X(弱アルカリ)

2019年に発売されたアタックZERO(レギュラー・ドラム式用)は洗浄力が弱いとされた中性洗剤に革命を起こしました!

発売から毎年リニューアルを重ねて、洗浄力にプラスして抗菌力もアップ。計量入らずで片手でプッシュできる容器も便利で、現在発売されている洗剤の中で誓いやすさはピカイチです。

洗剤を使い分けずに、どれかひとつを選べと言われたら、アタックZEROがおすすめです。

コスパで選ぶ洗濯洗剤ランキング

1位 花王 アタックバイオEX(粉末)
2位 花王 ニュービーズ(粉末)
3位 LION ブルーダイヤ(粉末)
4位 NSファーファー ファーファー(粉末)
5位 花王 アタック3X(液体)

コスパで考えると粉末洗剤が安い!予備洗いなどの手間も要らず、コストパフォーマンスもよい。

粉残りが心配で粉末を避けているという方も多いとは思いますが、今回試した8種類の粉末洗剤は冷たい水を使っても粉残りはありませんでした。

使わず嫌いな方は一度検討してみてはいかがでしょうか?

ちなみにニュービーズは柔軟剤入りなので、柔軟剤を使う方にとっては実質1位です。

各洗剤の詳しいテスト結果は私のブログ「洗濯ラボノート」に記載しています。気になる方はお立ち寄りいただけたらと思います。

本日は以上です。あなたの洗剤選びの参考にしてもらえると嬉しいです。

おうちクリーニング(洗濯)研究家

年間100以上の洗濯グッズを自腹で試すおうちクリーニング(洗濯)研究家。世の中に当たり前のようにある洗濯に関する常識が本当なのか?売れている商品は本当に使えるのか?そんな疑問を実際にやってみて、誰もが目に見えるかたちで公開するブログ「洗濯ラボノート」を運営。雑誌「LDK」、「LEE」、「Mart」、「大人のおしゃれ手帳」など多数掲載。関西を中心にテレビにも出演。 苦手を「できる!」に変える洗濯の裏技やグッズを紹介します。

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