【川越市】美味しさは名店ゆずり！　「U_PLACE」に絶品おむすびのお店が開店【川越を元気にする人】

編集工房水夢

地域ニュースサイト号外NETライター（川越市）

2022/1/17(月) 18:04

2022年1月13日、「U_PLACE」におむすびのお店が新たにオープンしました。こちらのおむすびはとても美味！　店主さんにお話を伺ったところ、その美味しさの秘密におおいに納得しました。だって、このおむすびは…。

オープン記念サービスを実施中！

まずはオープンしたばかりのお店をチェックです。お店の名前は「お結びしゅん」で、場所は「U_PLACE」１階の「マツザキ U-PLACE川越店 standing bar matsuzaki」の店舗内です。

おむすびは「マツザキ U-PLACE川越店 standing bar matsuzaki」のレジカウンターで注文します

こちらは出来立てホカホカの手作りのおむすびを味わえるお店です。オープンしたばかりということもあるのでしょう。営業日は少し限定的です。

メニューは豊富で、「卵黄しょう油漬」「明太クリームチーズ」など、ちょっと珍しいものも用意されています。

うれしいことに2022年1月中は「好きなお結び2個＋豚汁で500円」というオープニングサービスを実施しています。店主さん、ありがとうございます！

ふわっとほどける至高のおむすび

さて、それではおむすびをいただきましょう。気合を入れて、私はオープン日の開店時間ちょうどに訪れました。

お得なオープニングサービスにすることはすぐに決めたのですが、おむすびはどれにしようか迷っていたところ、店主さんが「こんなに早く来ていただいたので、特別に肉そぼろ＋卵黄でもOKですよ」とすすめてくれました。今回はご厚意に甘えて一つはそちら、そしてもう一つは「しゃけ」にしました（通常、オープニングサービスはメニューにある、どのおむすびでもOKですが、トッピングまでは含まれていません）。

それではいただきます。

おむすびをほおばるとちょっと驚くような美味しさでした。これはただ者ではありません。まず、ご飯（白米）が美味しく、しかも口のなかでふわっとほどけます。さらに、具はなかまでしっかり入っています。

具だくさんはおむすびだけではありません。豚汁も豚肉がたっぷり入っていて、もちろん、こちらも超美味です。

まさに絶品。さすがのおむすびの専門店です。

美味しさは行列ができる都内の名店ゆずり

この美味しさは秘密が知りたくなります。運よく、店主さんにお話を伺うことができたので、そのコメントをお届けします。まず、美味しさの秘密は…。

店主さん「秘密といえるかどうかはわかりませんが、私は都内のJR大塚駅の近くにある［おにぎりぼんご］で修行をさせていただきました。海苔や具の多くは、その［おにぎりぼんご］と同じものですし、握り方も女将さんに教わりました」

「おにぎりぼんご」は行列ができることもあるほどの人気のおむすびのお店です。なるほど、この美味しさはそちらゆずりですか。美味しいご飯（白米）もそうなのでしょうか。

店主さん「前日から水につけるのはそうですが、お米は川越産のものを使用しています。私は川越市民なので、できるだけ川越のものも使いたい。他にもおかかは川越の轟屋さんのものを使用しています」

そのこだわりも素敵です（轟屋は川越市連雀町にある花かつお製造などのお店です）。そういえば、オープンの経緯は？

「私はもともと［マツザキ U-PLACE川越店 standing bar matsuzaki］で働かせてもらっていて、そのご縁からです」

なるほど。では、おむすびを選んだ理由は…。そこには店主さんのこのお店に託した大きな想いがありました。

こちらは「マツザキ U-PLACE川越店 standing bar matsuzaki」の店内の様子です。「お結びしゅん」のおむすびはこちらでイートイン可能です

美味しさが良い縁を結ぶことを願って

ところで、あらためて確認すると、こちらの店名は「お結びしゅん」です。おむすびは確かに「お結びに由来する」という説があるようですが、一般的にはあまり漢字で表記することはありません。

店主さん「川越は縁結びのパワースポットとされることもありますし、お店の名前は良い縁を結ぶことができればと思ってつけました。それに［しゅん］は私の長男の名前です」

そうでしたか。このような素敵なお店ができて長男さんも喜んでいるでしょうね。

店主さん「えぇ天国で喜んでいてくれたらうれしいです。じつは私は３年ほど前に長男を亡くしまして…。長男の友達によると長男はコミュニケーションをとるのが上手で、人と人を結ぶ力があったそうです。そこで［結ぶ］という言葉に縁を感じて、おむすびのお店をオープンしたいと思ったのです。これからも長男と一緒に生きていければ…という気持ちで…」

そう語る店主さんは明るい表情で、しっかりと未来を見つめています。

店主さん「今は間借りのような状態ですが、将来的にはお客様がゆっくりと座って食べていただけるようなお店にしたいと思います。精米したて、炊きたて、握りたてのおむすびで縁をつなぐことができたら、これほどうれしいことはありません」