【大津市】滋賀初上陸の映画「水俣曼荼羅」滋賀県との関わりを知るパネル展も
こんにちは、Sariです!今回はイベント告知です。
8月4日に旧大津公会堂で、「水俣曼荼羅」という映画の上映会とパネル展が開催されます。
水俣曼荼羅という映画
映画の予告編はこちらです。
水俣病
水俣病は、人々が毎日の暮らしの中で食べていた魚や貝などが、チッソ株式会社の工場排水に含まれていたメチル水銀で汚染されたことによって引き起こされた、メチル水銀中毒です。伝染病ではなく、遺伝することもありませんが、汚染された魚を食べた母親の胎盤を通じてメチル水銀におかされた方々が胎児性水俣病として出生され、今も多くの症状を抱えながら暮らされています。
水俣病が公式確認された1956年(昭和31年)5月1日以前から、漁村では様々な異変が起きていました。工場排水が原因であることが多くの人の目に明らかだったにもかかわらず、汚染と被害の拡大を止められなかったのは何故か?公式認定から68年を迎えたいまでも現存する偏見や差別。被害の救済を求める裁判の長期化。加齢に伴う症状悪化と今後の発症への不安。不知火海(八代海)沿岸で居住歴がある方が離れた地で暮らす中での発症。精神的にも肉体的にも苦しむ方々が大勢いらっしゃる事実…。これらをはじめ、様々なことを知り、考える必要があります。
(イベントHP みっけ!水俣∞びわ湖実行委員会ごあいさつより抜粋)
水俣曼荼羅
映画「水俣曼荼羅」はドキュメンタリー映画監督の原一男氏が20年の歳月をかけて完成させた372分(6時間12分)の作品です。水俣病をめぐる人々の生活、学術研究、裁判の様子、一人ひとりの存在、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、現実の一端が描かれています。見る側に様々な感情をもたらす映画です。(HPより)
映画は三部構成で、休憩を2回挟むとのことです。
映画監督
映画監督 原一男さん
昭和20年、山口県生まれ。 「ドキュメンタリー映画の 鬼才」として世界的に知られる。監督作品に『ゆきゆきて、神軍』『さようならCP』『れいわ一揆』など。
今回の映画は、監督自らがカメラを片手に裁判所から海中まで体当たりでどこへでも出向き、登場人物ひとりひとりと丁寧に関係を紡ぎ、その素顔や本心を丹念に描き出す映像手法など、原監督作品ならではの醍醐味が一層研ぎ澄まされた、まさに「新境地」といえる映画。臨場感あふれる映像とともに、登場人物たちのむき出しの「感情」がダイレクトに心に迫ってきます。
国内外で数々映画賞に輝いたり、世界の映画祭にも招待されていて、多くの評論家等から高く評価されているドキュメンタリー映画作品です。
【主な受賞歴】
第95回キネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位、日本映画第5位、第76回毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞、2021年日本映画ペンクラブ賞 文化映画ベスト1、第8回浦安ドキュメンタリー映画大賞。
【招待された国際映画祭等】
ロッテルダム国際映画祭 Harbour クロージング上映作品、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭 into the World部門、ニューヨーク近代美術館(MoMA)バーチャルシネマシリーズ第1弾作品、上海国際映画祭 金爵賞公式セレクション、東京フィルメックス 特別招待作品、釜山国際映画祭 Icons部門、香港国際映画祭 MASTERS & AUTEURS部門(2022年9月現在)
映画上映後、原監督のトークイベントがあるとのことです。
スケジュールは以下の通りです。
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕10:00 ※12:00-13:00と15:20-15:35に休憩あり
〔トーク開始〕17:45
〔終了予定〕18:30
映画鑑賞料(各会場共通)
・事前予約 3,600円(税込)
・当日申込 3,900円(税込)
(中高大学生、障がい者は500円引き)
事前予約は前日17時までにこちらのサイトから
パネル展
当日はパネル展も同時開催します。
パネル展「水俣病と琵琶湖」では、水俣病歴史考証館からお借りしたパネルを中心に、水俣病事件のこと、水俣病と琵琶湖の関係、水俣や滋賀での取り組みを紹介されるということです。展示時間は12時から19時30分です。
まとめ
上映時間6時間以上と聞いて、思わずひるむ方も多いかもしれません。しかし実行委員の方や実際にこの映画を観た多くの方が「6時間があっという間だった」「もっと観ていたかった」という感想を述べられたそうです。
滋賀県と水俣は関係がないように思われるかもしれませんが、水俣で起きた問題は滋賀県でも起きたかもしれないことであり、無関係ではないと思います。事実を知り、水俣の人々の生活を知ることは、社会に目を向けることだと言えます。
(みっけ!水俣∞びわ湖実行委員会発起人ごあいさつより)
旧大津公会堂はバリアフリー会場です。沢山の皆さんに足を運んでいただけたらと思います。
水俣曼荼羅
[日時] 8月4日
[場所] 旧大津公会堂 大津市浜大津 1丁目 4-1
〔アクセス〕京阪「びわ湖浜大津」駅より徒歩約1分/JR「大津」駅より徒歩約15分/名神「大津IC」より車で約15分(浜大津公共駐車場など、近隣の有料Pをご利用ください)
〔受付開始〕9:30
〔上映開始〕10:00 ※12:00-13:00と15:20-15:35に休憩あり
〔トーク開始〕17:45
〔終了予定〕18:30
映画鑑賞料(各会場共通)
・事前予約 3,600円(税込)
・当日申込 3,900円(税込)
(中高大学生、障がい者は500円引き)
・背もたれのみ(肘掛けなし)の椅子でのご鑑賞となります。適宜、クッションなど鑑賞しやすいグッズをお持ちください。 なお会場前方に、椅子を使わずにお持ちいただいたクッションや敷物などで鑑賞いただけるスペースも作ります。
■事前予約方法
上記の各会場情報および下記の注意事項をお読みのうえ、鑑賞をご希望の会場の上映日の前日17時までに、予約専用フォームに必要事項をご記入のうえお申し込みください。
■注意事項
映画鑑賞料は1会場ごとに発生します。途中退場・途中入場でも割引・払戻等はいたしません。
定員に達した会場ではご予約や当日参加をお断りする可能性がございますので、お早めにご予約ください。
6時間超の長編映画です(途中2回休憩を挟みます)。必要な方は座布団や腰当てなどをお持ちください。
一部、刺激の強いシーンがあります。ご理解の上、ご参加ください。
化学物質過敏症の方への配慮として、強い芳香が持続する香水・シャンプー・柔軟剤等のご使用はお控えください。
●主催
みっけ!水俣∞びわ湖実行委員会
〔発起人:大藤寛子(代表)、村上悟、藤田知丈、長岡野亜〕
みっけ!水俣∞びわ湖 実行委員会 事務局
Email mikke2024@aoibiwako.org
Tel 0748-46-4551(NPO法人碧いびわ湖)
●共催
NPO法人愛のまちエコ倶楽部・特定非営利活動法人碧いびわ湖・宮前舎・暮らシフト研究所・特定非営利活動法人BRAH=art.・まかぬたねプロジェクト
●後援
滋賀県・大津市教育委員会(大津上映会、パネル展)・高島市 & 高島市教育委員会(高島上映会)・東近江市・日野町・米原市・一般社団法人滋賀グリーン活動ネットワーク・マザーレイクゴールズ推進委員会
●協力
株式会社安全農産供給センター・稲森愛子(ロゴデザイン)・からたち・サンライズ出版株式会社・疾走プロダクション・社会福祉法人しみんふくし滋賀・大門信也・生活クラブ生活協同組合・HikU・浜大津シネマ・一般社団法人水俣病センター相思社・よつ葉近江産直センター・株式会社よつ葉ホームデリバリー京滋