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ジュエリーからインスパイアされた寒色系メイク。40代の顔色をくすませないコツとは?

遠藤幸子美容研究家/美容ライター
ジュエリーからインスパイアされた寒色系メイクとファッション

エイジング美容研究家・美容ライター遠藤幸子です。

遠藤幸子の活動実績は、こちら

皆さんは、毎日のポイントメイクの組み合わせをどのように決めていますか?その日の気分でしょうか?それともファッションやTPOに合わせているのでしょうか?

今回は、ジェリーからインスパイアされて寒色系のメイクを楽しむとき、40代の顔色をくすませないコツを紹介します。

年齢とともに徐々に肌は黄色くくすみがかる?

個人差はあるものの年齢とともに徐々に肌のトーンが黄色くくすみがかった印象になり、似合う色が変わってきます。

白のトップスを纏うと肌がどんよりくすんで見えたり、黄みを帯びたカラーをメイクやファッションで取り入れると肌がより一層黄色くくすみがかり、垢抜けない印象に見えるのはそのせいです。

逆に、青みがかったカラーをメイクやファッションで纏うと、肌に透明感を与え、顔色が明るく見えることがあります。けれど、肌のトーンによっては寒色系のメイクやファッションを取り入れると、顔色が悪く見えてしまうことも。

肌のトーンが黄色くくすみがかった印象を受ける40代には寒色系カラーがおすすめですが、メイクで纏うにはちょっとしたコツが必要です。

40代がうまく寒色系メイクを取り入れるコツ

(1)ベースメイクでトーンアップ!ほどよい血色感もプラスする

顔色が悪くならずに寒色系メイクを取り入れるには、くすみをカバーし肌のトーンを明るく整えて、ほどよい血色感をプラスすることが大切です。

とはいえ、トーンアップ下地も白浮きするものはNG。首と顔とで明るさの差が出ないようにするのはもちろんのこと、ナチュラルにトーンアップしつつ、ほどよく血色感が出るピンクベージュの化粧下地がおすすめです。

パール入りのピンクベージュで艶やかにトーンアップする、ビーアイドル「愛されベース」(税込価格1,980円)
パール入りのピンクベージュで艶やかにトーンアップする、ビーアイドル「愛されベース」(税込価格1,980円)

(2)寒色系カラーはポイント的に取り入れる

肌になじみにくい寒色系カラーをアイホール全体など広範囲にしっかり塗ると顔色が悪く見えたり、若作り感が出たりしがち。アイシャドウなら目尻側のみ、目のキワのみなど部分的に取り入れるほかアイライン、マスカラなどで取り入れてみましょう。

(3)暖色系カラーをうまく組み合わせ、自然な血色感をプラスする

寒色系カラーだけでポイントメイクを仕上げようとすると、顔色が悪くなりがち。そこで、肌なじみがよく黄味の度合いが強すぎない暖色系カラーをうまく組み合わせ、自然な血色感をプラスしましょう。

ビズーのリングからインスパイヤされた寒色系メイク

筆者は毎年春に、1年間頑張った自分へのご褒美を贈ることにしています。今年は、BIZOUX(ビズー)のリング「マルチカラージュエル PTリング・オーシャンコフレ」(プラチナ900 税込187,000円)を贈りました。

ファッションのテイストを問わずスタイリングしやすい「リング・オーシャンコフレ」
ファッションのテイストを問わずスタイリングしやすい「リング・オーシャンコフレ」

デザイナーの方が子どもの頃家族で訪れた千葉の夏の海に着想を得て、輝く波や強い日差し、青い海を表現したというデザイン。ブルーのグラデーションに、日差しのイエロー、グリーンも組み合わされていて、実際に手元に纏うと透明感と品格、遊び心を感じます。

このリングからインスパイヤされ、筆者が考えた寒色系メイクは、下記の通りです。

口元にはあえてミルキーなオレンジを纏い、クールな印象になりがちな寒色系メイクを親しみやすいものに。
口元にはあえてミルキーなオレンジを纏い、クールな印象になりがちな寒色系メイクを親しみやすいものに。

<ポイントメイクの解説>

1.アイホール全体にベージュのアイシャドウ(a)を塗り、単色でグラデーションを作る。
2.上まぶたのキワにアイラインのようにネイビーのアイシャドウ(b)をチップで塗る。
3.下まぶたにくすんだピンク系アイシャドウ(c)をチップで細く塗り、その上にグリッター(d)を重ねる。
4.ネイビーのマスカラ(e)をまつ毛の上下に塗る。
5.自前の血色であるかのように赤っぽく色づくピンクのチーク(f)をふわっと広めに塗る。
5.ミルキーなオレンジリップ(g)を中央部分から外側に向かってグラデーションになるように塗る。

<使用したアイテム>

40代の寒色系メイクにピッタリのアイテム
40代の寒色系メイクにピッタリのアイテム

画像左上から時計回りに

*ケイト「ポッピングシルエットシャドウ BE-1 シナモンポップ」(税込価格1,540円)
*ヒンス「ニューデップスアイシャドウパレット 10 イン・フロー」(税込価格4,620円)
*ミルクタッチ「オールデイロングアンドカールマスカラ ミッドナイト ブルー」(税込価格1,628円)
*インウイ「インウイ チーク 01」(本体・税込価格6,050円、レフィル・税込価格3,850円)
*ミルクタッチ「ジェリーフィットティンティッドグロウ ティント 01 ニューピーチベア」(税込価格1,760円)

ファッションも寒色系で統一

デニムにブルーの五分袖のカーディガンを合わせ、ホワイトのタンクトップをインナーに。
デニムにブルーの五分袖のカーディガンを合わせ、ホワイトのタンクトップをインナーに。

ファッションもリングにインスパイヤされた寒色系で統一。今回は、カジュアルに仕上げました。

まとめ

寒色系メイクに苦手意識がある方もいらっしゃるかもしれません。けれど、自分に似合う色や血色感、明るさといったものを意識しながらほどよく取り入れてみてはいかがでしょうか。

※ヒンス「ニューデップスアイシャドウパレット 10 イン・フロー」、ミルクタッチ「ジェリーフィットティンティッドグロウティント 01 ニューピーチベア」の2品は、別メディアの企画の関係でブランド様よりご提供いただいておりますが、一切の忖度なく、正直なところをレビューしています。

美容研究家/美容ライター

アットコスメ編集部の公認のビューティストに認定されたのを足掛かりに、2014年よりエイジング美容研究家・美容ライターとして活動を開始。スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持し、All About化粧品・コスメ ガイドも務める。雑誌や企業のウェブサイト、ウェブメディアなどにて美容記事の執筆・監修を行うほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、コスメブランドのインフォマーシャル、広告などにも出演。日本抗加齢医学会正会員。ゆらぎ世代とも言える40代が、楽しみながら年齢を重ねるための美のヒントを発信中。

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