【姫路市】滞在は1時間以上! 能動的に過ごせる雑貨店が姫路城の目の前に。実店舗限定のお城柄アイテムも
心にすっと入ってくる上品な紙雑貨を中心とした商品に、穏やかなワクワク感が持続します。7月29日にオープンした姫路市本町の「meriBUN oshiro base」。
「meriBUN」とは、姫路市在住のイラストレーターMerikoさんが手がけるブランドmerinomiと1950年設立の活版印刷で知られる啓文社印刷(神戸市)とのユニットです。
目指すは登城後の観光スポット
店内へ入り、思わず「わぁ~」。清潔感にあふれ、通路幅も広いレイアウト。目の前には姫路城。
meriBUN 、merinomi 、啓文社印刷の3ブランドが並んでいます。
2004年から雑誌の挿絵などを担当してきたMerikoさん。14年には「自分の好きなものを形にしたい」とmerinomiを立ち上げ、イベント、オンラインストア、委託販売を通して活動してきました。20年のイベント出店時、隣のブースだったのが啓文社印刷です。
「merinomiと当社の魅力を合わせるとすごいことが起こる」と直感、「コラボするにも単発で終わらせたくなかった」と言う安達さん。22年にmeriBUNをスタートさせ、イベント出店やオンラインストアを展開しています。オンラインストアで海外のお客さんが増えたのもあって「登城後に寄ってもらい、海外の人々と結びつける役割を」とお城近くに実店舗を。
meriBUNといえば「ご当地シリーズ」。
全国をイベントで回る際、各地の特色をあしらったメモ帳やシールを作り、販売しています。
三重県なら真珠ではなく「サーキット」、滋賀県なら琵琶湖ではなく「飛行機コンテスト」、というように王道ではないチョイス、それにMerikoテイストが入って、たまらなく愛おしい。
現在、39都道府県が完成しています。
全部そろえたくなる限定商品
眺めているだけでもハッピーなのに、自分好みに仕上げられるのも素敵なところ。滞在時間が長くなるのは当然です。
merinomiの「箱入りひとこと箋」。
棚から箱を選び、様々なひとこと箋を130g(約170枚)になるまで入れます。
「リングノート」だって表紙、裏表紙、リフィル、リングの色を決めて、オリジナルに。
「フレークシールバイキング」はビビッときた20枚のシールをトレーにのせ、棚から「これだ」というマッチ箱を出してシールを中に、という流れ。
スキップしそうな衝動を抑えて取材を続けます。
啓文社印刷からは、四隅に金具がついた箱にメモカードが入った商品。箱の上部は凸凹した活版印刷です。
活版印刷の技術を生かしたスタンプもありました。じっくり見ると「点」の集まりで構成されています。
メモとフレームカードで階層を設けて遠近感を演出する「ジオラマボックス」。白鳥やクマが主人公の物語を創造してみたくなりました。
店舗だけの限定商品もたくさん。
ラッピングにも使える「透けるmemopad」。
スタンプやマスキングテープ、マッチ箱メモといった姫路城柄アイテムは、千姫なら全部そろえたい。
まるで美術館か博物館のよう。商品には表面に出ていない工夫や背景、思いが詰まっているので、ガイドツアーも開催してほしいほど。
meriBUN oshiro base
兵庫県姫路市本町68番地170 大手前第一ビル202
電話番号:050-8881-5288(営業時間中)
営業日時:土曜11:00~17:00 ※臨時休業の場合あり。インスタグラムで確認を
駐車場:なし
meriBUNオンラインストアはこちら ※次回は9月末の予定