おや、クロワッサン姫？

ずん

やっぱりクロワッサン姫。
ずん、ずん

朗らかな声で「おはようワッサン」。間違いなくクロワッサン姫だ。

千姫が勝手にクロワッサン姫と呼んでいたのは、クロワッサンのキッチンカー「mamakore」を出動させているママコレさん。4月からスタートし、月の半分は姫路市を含む播磨地域のイベントやスーパー前などで販売しています。

きっかけはキッチンカーイベントでの笑顔

焼きあがりました。オーブンから取り出す途中。

甘い香りに気分もアップ。

ここまで来るのには、大変な道のりでした。
数年前、心が疲弊していたママコレさん。向かった先は兵庫県福崎町のキッチンカーイベント。「出店者もお客さんも、みんなみんな笑顔だったんです」。キッチンカーでの営業を決めました。

販売する商品をクロワッサンにしたのは「あまり食べ物の感想を言わない、当時小学2年生だった息子が、あるベーカリーのクロワッサンを食べて『おいしい』と言ったから」
たくさんの子どもたちに「ママこれ食べたい」と言ってもらえるのを目指したのですって。

ウェブのレシピを参考にオリジナルの配合を考え、作り続けました。友達に試食をしてもらいアドバイスを受け入れ、ようやく納得のいくものに。

香り、食感、味わい、大きさに感動

断層がとても美しく目を見張りました。それにビッグサイズ！ サービス精神があり過ぎる。

冷凍で2週間は保存できるらしく、まとめ買いする人もいるよう。

北海道産の有機小麦2種と発酵バター、きび砂糖、酵母に天日塩、水を使って完成させます。卵は不使用。

基本の4種類とその日の気分や材料の仕入れによる「きまぐれワッサン」1種類がプラス。

ー基本の4種類ー

①ちょいあま

ぽわ～んと、いい香り。表面のきび砂糖シロップが広がっている。

②塩クロ

たっぷりのバターに塩がグイーンと。これはワインと合うな。

③くろチョコ

生地とチョコの量や甘さが、ちょうどいいバランス。千姫、猛プッシュ。

④ ごまあんこ

国産大豆とてんさい糖を使ったほんのり甘い餡に、ごまの風味が生きている。

表面はカリッ、内側はしっかりでもなく、やわらかくもなく中間くらい。

食べているときに、次の日も食べたいって思う香りと食感と味わい。

千姫にとっては「またコレ食べたい」「matakore」になったのでした。