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【京都市右京区】百人一首や日本画などの歴史や魅力を伝えるミュージアム

くまライター(京都市)

「百人一首」とは、100人の歌を一首ずつ選んだ歌集のことです。
鎌倉時代初め、藤原定家が嵯峨嵐山の小倉山の山荘で優れた和歌を選んだ「小倉百人一首(おぐらひゃくにんいっしゅ)」が有名で、江戸時代以降にカルタになったことで広く定着しました。

この小倉百人一首ゆかりの小倉山のほど近くにある「嵯峨嵐山文華館」は、百人一首と日本画の歴史や魅力を伝えるミュージアムです。

国内唯一の百人一首専門ミュージアムとして親しまれた「小倉百人一首殿堂 時雨殿」が2018年にリニューアルして誕生しました。

1階の常設展「百人一首ヒストリー」では、百人一首に関するさまざまな資料やカルタのコレクションといった所蔵品の数々で、百人一首の歴史や魅力をわかりやすく解説しています。

注目していただきたいのがこちらの「歌仙人形」。100人の歌人を可愛らしい「歌仙人形」で紹介してくれます。

ほ、ほしい…

ガチャやフィギュア、トレーディングカードなど、グッズにして売り出したら人気になるんじゃないかしら、と思うのですがいかがでしょう。

1階では庭に面したおしゃれなカフェで食事やスイーツを楽しむこともできます。

また、ミュージアムショップでは企画展・常設展にちなんだ書籍やオリジナルグッズが販売されています。

2階の畳ギャラリーでは、広々とした畳敷きのお部屋で、座ってくつろぎながら作品を鑑賞することができます。

このような空間は京都ひろしといえど珍しいのではないでしょうか。
ああ、布団を敷いてここで寝たい…なんならここに住みたい。

嵯峨嵐山文華館では小倉百人一首に関する常設展示のほか、日本画を中心とした企画展示が行われています。

現在行われているのが、福田コレクションの美人画を福田美術館と共催で展示する「君があまりにも綺麗すぎて ~福田コレクションの美人画~」。うーん、なんとも刺激的なタイトル。「君があまりにも綺麗すぎて」は7月1日までの開催です。

嵯峨嵐山文華館
住所/京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
電話/075-882-1111
開館時間/10:00〜17:00(入館は16:30分まで)
入場料/一般・大学生1,000円、高校生600円、小中学生400円
Webサイトはこちら

ライター(京都市)

大阪生まれの大阪育ち、京都在住のライター・DTPデザイナー・イラストレーターです。京都の情報誌を経てフリーランスになりました。よろしゅうおたのもうします。

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