【葛飾区】秋が来はじめています!鎌倉公園 南側エリアの「野草園」をブドウやハギ、オミナエシなどが彩る
まだまだ暑い日が続く今日この頃、「秋はいつ来るの?」と思っている方も多いことでしょう。
「鎌倉公園 南側エリア」にある「野草園」では、たわわに実るヤマブドウが色付き始めており、小川のまわりをヤマハギやオミナエシなどの秋の花が彩っています。秋がすぐそこまで来ていることを実感できますよ!
(写真はすべて2023年8月31日撮影)
大きなすべり台やいかだ渡りなど、楽しい遊具がある鎌倉公園 南側エリアは、地域の人々の憩いの場です。現在は、広いじゃぶじゃぶ池が子どもたちの人気を集めています。
正門を入って右手に進むと、人工の小川のまわりに季節の山野草が茂る、「野草園」が広がっています。
野草園の入口には、涼しげな木陰を作るブドウ棚があります。太いツルが絡みつく棚を見上げると、上部にはヤマブドウの実がいっぱい!
野生種のブドウの、ころりと丸い実が房状に垂れ下がっています。
淡い黄緑色のヤマブドウの実を良く見ると、ところどころに紫に色付いているものが見つかります。緑から紫、黒紫色へと繊細に変化しているブドウの実を見ると、暑さの中にも秋が確実に近付いていることを実感します。
ちなみに野草園の植物や生物は、採取することを禁止されています。ブドウに手を伸ばしたりせず、見るだけに留めましょう。
ブドウ棚や小川のかたわらでは、ヤマハギが咲いています。秋の七草の「萩」は、こちらの野生種のハギのことなんですよ。
明るい紅紫色の花がはっと目を引き、しだれる枝が風に揺れる様子も風情があります。
小川の周囲を歩くと、こちらも秋の七草のひとつであるオミナエシや、秋に山野でしばしば見られるキンミズヒキの花が咲いています。鮮やかな黄色い花に、秋の気配を感じます。
小川の中で育つガマの穂先には、シオカラトンボが止まっていました。小川の周囲をトンボたちが盛んに飛び交う様子にもなごみます。
園内にある野草管理所では、来園時に見られる野草や生物について説明する展示が充実しています。こちらを先にチェックすると、園内のどこに秋の花が咲いているのかよくわかりますよ。必見です。
秋の植物が豊かな彩りを見せる鎌倉公園 南側エリアの「野草園」へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。なお、9月4日(月)、19日(火)は休園日となっているのでご注意ください。
施設名: 鎌倉公園 南側エリア 野草園
所在地: 葛飾区鎌倉3-22-1
開園時間:
4/1~9/30 9:00~18:00
10/1~3/31 9:00~17:00
休園日: 年末年始(12/29~1/3)※月2回程度の不定休日あり
入園料: 無料
アクセス: 北総線「新柴又」駅から徒歩約5分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006903.html
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