コロナ禍が収束してインバウンドの来日が戻りつつある昨今。特に日本の西側エリアはアジア圏からの観光客が増加し、中でも福岡県をはじめとした九州エリアでは、中国、韓国など近隣国から訪れる人々の姿がとても目立っています。この日訪れた「そふ珈琲」さんは、日本国内のコーヒーフリークだけでなく海外からの訪問客も多い人気店。福岡市内でも比較的郊外のエリアにあるにも関わらず注目されるその理由を、実際に訪問し確認してきました。

「そふ珈琲」ってどんなお店？

「そふ珈琲」さんがお店を構えるのは、福岡市城南区の住宅街。地下鉄七隈線の六本松駅、別府駅のちょうど間くらいの場所に立地している同店は、福岡市内の比較的郊外のエリアにあるにも関わらず、地元民をはじめ国内外から多くのコーヒーフリークが足を運ぶ人気店として知られています。また、コーヒーだけでなくスイーツの個性的なビジュアルや美味しさに惹かれて注目している人も多く、Instagramのフォロワー数はなんと15000人超。地方の個人店としてはかなり多くのフォロワー数を抱えています。

白を基調としたお店のエントランスポーチにはさりげなくグリーンが飾られており、入口ドアの横には入店待ちのためのスツールが置かれていました。利用できるギリギリまで店内に席を配置しているため屋内での入店待機は難しく、混雑時はお店の外で待つことになることをあらかじめ把握しておきましょう。

ほとんどの席が1～2名掛けとなっているため、ひとりもしくは少人数グループでの訪問がおすすめ。テーブルの上には季節の花が飾られ、天井からはドライフラワーのスワッグが吊り下げられています。シンプルな空間の中に適度にナチュラルテイストを取り入れたお店の雰囲気はとても居心地が良く、思わずのんびりくつろいでしまいそうです。

お店の奥には焙煎室があり、ドアのカラス越しに青いローストマシンの姿を確認することができました。コーヒーの焙煎は店主自身が行い、カフェ営業の合間にここでコーヒー豆を焙煎しています。

コーヒーとの相性を考えて作った自慢のスイーツを堪能

「そふ珈琲」さんで提供しているスイーツはすべてコーヒーと相性の良い味わいに仕立てており、コーヒーとスイーツのペアリングを楽しむことを前提に味や香りを計算しています。したがって、スイーツを目当てに訪問する際も最低ひとり1杯ドリンクのオーダーが必須に。コーヒーとスイーツをあわせてこそ、同店の真の魅力を理解できることでしょう。

この日選んだのは「アイス豆乳ラテ」。無調整豆乳をベースにエスプレッソを加えた、豆乳のほのかな甘みだけでコーヒーを楽しめる通好みの1杯は、まずはひと口、無糖のまま飲んでみることをおすすめします。

スイーツは「パンナコッタ」をチョイス。トッピングのホイップクリームの下にはバニラビーンズの黒い粒がたくさん見えており、香りづけにも抜かりなく贅沢な風味を楽しめることが見た目からもわかります。

パンナコッタにあわせるのは濃厚なカラメルソース。甘すぎないほんのりビターなあじわいがコーヒーの美味しさや香りをより引き立ててくれますよ！

レジでは「博多おはじき」がお見送り

食後のお会計の際に目に入ったのは、ショーケースの中に飾られたたくさんの博多おはじき。なんとなくのデザインや絵柄のイメージは知っていましたが、実物を見たのはこれが初めてでした。ほかの地域では見る機会のない地元の工芸品の姿を見て、改めて「あぁ、いま福岡にいるんだ」と認識。地域の特徴を感じられる遊び心るディスプレイは、旅先での素敵な思い出をより深く心に刻んでくれるアイテムとなることでしょう。

「そふ珈琲」の詳細情報

海外からもお客さんが訪れる人気店へ行ってみよう

この日は窓側にある2名掛けの席を利用していたのですが、ちょうど隣のテーブルが空いた直後に若い女性のお客さんが入れ替わりで着席しました。彼女らは韓国語を話しており、商品が到着するととても嬉しそうにドリンクやスイーツの写真を撮影し、終始和気あいあいと飲食とおしゃべりに没頭。言葉がわからず詳しい会話の内容はわかりませんでしたが、海外から足を運び至福のコーヒーとスイーツに感激している雰囲気はこちらにもしっかりと伝わりました。国内外からファンが足を運ぶ人気カフェ「そふ珈琲」さんに、みなさんもぜひ注目してみてくださいね！