Yahoo!ニュース

お洒落な香港カフェ発見!「チャイニーズパフェ」の上品な美味しさの秘密とは?【神戸・甜蜜蜜】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

また、素敵なお店を見つけてしまいました。三宮にある「甜蜜蜜(ティムマッマッ)」です。ここの「チャイニーズパフェ」は、旬の味をふんだんに取り入れた逸品。そのビジュアルも素晴らしいことながら、味はもう想像を超えたパーフェクトさなんです。

いつまでも眺めていたいと思えるようなパフェ 撮影協力 甜蜜蜜
いつまでも眺めていたいと思えるようなパフェ 撮影協力 甜蜜蜜

スラリと美しい姿のパフェが、目の前に運ばれてきました。その彩りの柔らかさに幸福感を感じながら、ゆっくりとスプーンを入れていきます。

半身ほどがスライスして飾り付けられた無花果、その表面に香ばしさを加えている繊細なブリュレ。2スクープの白いシャーベットはコクのあるしっかりとした杏仁味で、パフェ全体の味をアジアンテイストにまとめています。

生クリームは甘過ぎずミルク風味が鼻に抜ける優しさ、季節のシャインマスカットとナガノパープルも甘くて大粒のものがゴロゴロと入っています。その下にあるのは桂花陳酒ゼリーで仄かな酸味と深みのある味わい、半透明の白キクラゲはレモンとシロップで煮てありプリッとしていて食感もいい。

たっぷりでこぼれ落ちそうなパフェを取り分けた 撮影協力 甜蜜蜜
たっぷりでこぼれ落ちそうなパフェを取り分けた 撮影協力 甜蜜蜜

全体的に甘みがとっても上品で、食べ進んでいっても全くもたつきがありません。優しい甘みがフルーツの味を引き立てています。そこにスライスアーモンドをキャラメリゼしたプラリネの香ばしさが味にメリハリを加え、カリッと食感でさらに満足感をアップさせてくれるんです。

きっと、バランスが凄くいいんでしょうね。食べながらその絶妙さの余韻を楽しむこともしばしばです。

「チャイニーズパフェ」は甘み一辺倒のパフェではなく、そこに苦味や酸味が加わることで変化をもたらし、ひとつの物語のような世界観を表現していました。そして全体をまとめるのがバニラアイスではなく杏仁シャーベットだからこそ、このパフェの世界観がよりハッキリとしていたのかも知れません。

おしどりのように相性がいいという意味の「インヨンティー」 撮影協力 甜蜜蜜
おしどりのように相性がいいという意味の「インヨンティー」 撮影協力 甜蜜蜜

「鴛鴦茶(インヨンティー)」は、香港の定番ドリンクだそうです。コーヒーと紅茶のブレンドティーということですが、どんな味わいなのか興味津々。ひと口飲んでじっくり味わうと、こちらもまた驚きの体験…濃いめでコクがあるのですが、全く初めての味なのです。

それもそのはず、3種の中国茶がブレンドされているようなのです。世界三大紅茶の一つ「キーマン紅茶」や紅茶の元祖「正山小種(ラプサンスーチョン)」などのお茶を独自配合しているそうですよ。とにかくその味わいの深さや香りが、遠くからこちらへと異国情緒を引き連れてやって来るのです。

 可愛いライトや壁の模様、どこを見ても絵になる店内
可愛いライトや壁の模様、どこを見ても絵になる店内

異国情緒を感じさせる理由は他にもありました。ここの内装には洗練された中にポップなお洒落さがあるのですが、イメージは香港の有名な映画監督「ウォン・カーウァイ」の映画からインスピレーションを受けているんだそうです。

内装だけではなく映画内で流れている音楽がBGMなのも、空間全体から香港を感じられる理由のひとつなのかも知れませんね。ここでゆっくりと過ごしている内に、なんだか香港映画をとても見たくなってしまいました。

店頭には中国茶の販売もあり、薬膳の養生スープキットなども
店頭には中国茶の販売もあり、薬膳の養生スープキットなども

ここのお店のコンセプトとして「添加物は使わず、殆どのものを店内で手作りする」といったものがあります。香港人の知恵をお手本に、食べて綺麗に健康になるような食事とスイーツを提供したいというオーナーさんの考えから、メニューの中でも薬膳食材などを多く使っているそうです。

美味しいだけでなくヘルシーなんて本当に素敵ですよね。ここのお店は女性のリピーターさんが多いそうなんですが、なるほど納得がいきます。

美しいパフェや、味わったことのない飲み物を体験できる香港カフェ「甜蜜蜜」。薬膳食材や中国茶の店頭販売などもあるので、どうぞ気軽に覗いてみて下さいね。

甜蜜蜜(ティムマッマッ) クレフィ三宮
営業時間:11:00~22:00(LO21:00)
※現在は19時ラストオーダーの20時閉店です。営業時間は施設に準じます。詳しくはクレフィホームページをご覧ください。
定休日:なし
電話:078-392-6363
住所:神戸市中央区三宮町1丁目4-3 クレフィ三宮6F
甜蜜蜜 クレフィ三宮Instagram
Google マップ

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

Hinata J.Yoshiokaの最近の記事