KNNポール神田です。なんと、2万9,800円の明治『きのこの山』型のワイヤレスイヤフォンが、2024年3月26日火曜日、正午発売と同時にわずか10分でソールドアウトとなった。□長年愛されている人気のお菓子『きのこの山』のワイヤレスイヤホン（税込2万9800円）が、26日正午から3500台限定で発売されましたが、わずか数分で完売し、SNSで嘆きの声が上がっています。
□このイヤホンは、去年7月にメーカーが“ありそうでなかった雑貨”としてSNSに画像を投稿すると「欲しい」「おもしろい」という声が殺到。その反響に応えるため、約7か月の開発期間を経て製品化に成功しました。音楽などが聴けるのはもちろん、世界144の言語（74の言語、70アクセント）に対応した自動翻訳機能も付いています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcc54d75b479a79691a6680fa4320eb96f842692■販売サイトは Makuakeで3,500台完売　お届けは2024年7月末まで
販売先はクラウドファンディングサイトの『Makuake（マクアケ）』。
https://www.makuake.com/

サイト掲載費用は無料で手数料は税込みで20％

目標金額　100万円に対して、応援購入総額 8,281万4,200円サポーター2,779人　いいね　2万9226

現段階で、makuake の手数料は20％なので、Makuakeは1,652万円の手数料収入で　株式会社明治は6,625万円の現金収入となる。出典：Makuake通常、お菓子や食品の会社が、電子デバイスを作るとなると外部に委託するのはもちろん、販売から集客、話題づくりのマーケティング、料金回収、流通と途方もないほどの本業以外の業務が発生する。しかし、クラウドファンディングを活用することにより、製造、流通、マーケティング以外の事は、完全に委託できてしまうので企業もテスト販売として活用している。そこに『顧客』が存在しているのかが可視化できるからだ。手数料20％で顧客が見つかり決済まで終了できるのは、異業種への参入だけではなく、話題の販売促進策としてもありだろう。
しかし、2万9,800円だと、あと、1万円だせば、AppleのAirPodsProの第2世代　（3万9,800円）が買えてしまうが、自分の耳に『きのこの山』がささっている構図は、見かけた人の反応を楽しめるという特典つきだ。おそらく転売目的の人もでてくることだろう。

■サイトの作り込みが秀逸すぎる！しかしこの既視感は？おもわず、見とれてしまうこの作り込み！　AppleのAirPodsサイトよりも秀逸なのでは？それにしても、ここまでのパロディとしても似せてはいるものの、Appleからもなんらかの反応がありそうな攻めっぷりだと感じた。4月1日のエイプリルフールネタでもなく、実際に2万9,800円の商品のプロモーションサイトだからだ。
出典：明治きのこの山イヤフォンサイト
https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/kinokonoyama-wirelessearphone/出典：明治きのこの山イヤフォンサイトたしかにこの形状は、イヤフォンとしても機能できそうだ。ある意味、変わったイヤリングやピアスにもみえなくもない。出典：明治きのこの山イヤフォンサイトイヤフォン機能だけでなはなく、144言語対応のAI同時翻訳機能。
相手の言語が、日本語になるのはイメージできるが、自分の言語は相手に伝える時、一度日本語でしゃべって、それを翻訳した言葉を耳で聞いて伝える方式なのだろうか？

出典：明治きのこの山イヤフォンサイト
『きのこの山』のプロモーションとしても最適なプロモーションだ。出典：明治きのこの山イヤフォンサイト
ノイズキャンセル機能も搭載されている。

出典：明治きのこの山イヤフォンサイトスマートフォンのスピーカーモードと利用して、相手言語でも意思を伝えることができる。

出典：明治きのこの山イヤフォンサイト
この、スペックの表示の仕方は、Appleのサイトでよく見かけるパターン。出典：明治きのこの山イヤフォンサイト6時間利用でフル充電に120分。充電ケースで20時間分の電力提供なので3回分の充電が可能ということに。出典：明治きのこの山イヤフォンサイトスペックも明確に公開されている。そCOMING SOON　も気になる…。これは、人気を二分する、たけのこの里
鼻に差し込む花粉症用のデバイス？などと想像をふくらませてくれる。見事なプロモーションサイトだ。出典：明治きのこの山イヤフォンサイト「きのこの山イヤホン」の機能を利用するには、Bluetooth接続に対応したデバイス、専用アプリケーション「WasTrans」をインストールできるOSバージョンが必要。
https://apps.apple.com/jp/app/wastrans/id1550055789
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wooask.wastrans

【製造元】は、ウェザリー・ジャパン株式会社　inquiries@weatherly.jp
https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/kinokonoyama-wirelessearphone/

■株式会社明治の遊びココロ満載の本気のプロモーションどの動画作品も、CMの30秒のサイズではないので、テレビCMではなく、ウェブでの視聴を想定している作品だ。しかし、CMに負けないほどの作り込みが見事。
お菓子の世界観を広げる作り込みがあっただけに、今回のようなイヤフォンにも熱いコアなファン層が、子供だけではない大人にまで潜在していたことがわかる。たけのこ急便310きのたけ運動会　プロダクトデザインアワード優秀賞結果発表きのこの山のワニ　作り方『TAKENOKO.TOKYO』■明治ホールディングス株式会社＜2269.T＞の強みhttps://www.meiji.com/キースローガンは『健康にアイデアを』
明治ホールディングス株式会社　時価総額　1兆89億円 株価3,438円出典：明治ホールディングスhttps://www.meiji.com/pdf/investor/library/presentation_2024_r03_hd.pdf2023年度第３四半期連結決算
売上8,330億円 営業利益697億円　営業利益率8.4％
PER18.8倍　PBR1.28倍　
https://finance.yahoo.co.jp/quote/2269.T

出典：明治ホールディングスグループ連結　四半期売上　8,330億円
主要事業はヨーグルト・チーズが1,533億円　プロティンなどのニュートリションが976億円、チョコレートグミが759億円、業務用600億円、牛乳571億円とバランスよく分散。牛乳事業以外は黒字。純資産合計　7,934億円　自己資本比率　60.8％出典：明治ホールディングスhttps://www.meiji.com/pdf/investor/library/presentation_2024_r03_hd.pdf 明治ホールディングス傘下の株式会社明治のきのこの山などのプロモーション費用を調べたくて、財務諸表をみてみたが、純資産が豊富で自己資本比率も高く、PBRも1.28倍と低い。チョコレートなどの宣伝費なども豊富に捻出されているように感じた。

なんと、2万9,800円の明治『きのこの山』型のワイヤレスイヤフォンが、2024年3月26日火曜日、正午発売と同時にわずか10分でソールドアウトとなった。

■販売サイトは Makuakeで3,500台完売　お届けは2024年7月末まで

販売先はクラウドファンディングサイトの『Makuake（マクアケ）』。
https://www.makuake.com/

サイト掲載費用は無料で手数料は税込みで20％

目標金額　100万円に対して、応援購入総額 8,281万4,200円

サポーター2,779人　いいね　2万9226

現段階で、makuake の手数料は20％なので、Makuakeは1,652万円の手数料収入で　株式会社明治は6,625万円の現金収入となる。

通常、お菓子や食品の会社が、電子デバイスを作るとなると外部に委託するのはもちろん、販売から集客、話題づくりのマーケティング、料金回収、流通と途方もないほどの本業以外の業務が発生する。しかし、クラウドファンディングを活用することにより、製造、流通、マーケティング以外の事は、完全に委託できてしまうので企業もテスト販売として活用している。そこに『顧客』が存在しているのかが可視化できるからだ。手数料20％で顧客が見つかり決済まで終了できるのは、異業種への参入だけではなく、話題の販売促進策としてもありだろう。
しかし、2万9,800円だと、あと、1万円だせば、AppleのAirPodsProの第2世代　（3万9,800円）が買えてしまうが、自分の耳に『きのこの山』がささっている構図は、見かけた人の反応を楽しめるという特典つきだ。おそらく転売目的の人もでてくることだろう。

■サイトの作り込みが秀逸すぎる！しかしこの既視感は？

おもわず、見とれてしまうこの作り込み！　AppleのAirPodsサイトよりも秀逸なのでは？

それにしても、ここまでのパロディとしても似せてはいるものの、Appleからもなんらかの反応がありそうな攻めっぷりだと感じた。4月1日のエイプリルフールネタでもなく、実際に2万9,800円の商品のプロモーションサイトだからだ。
出典：明治きのこの山イヤフォンサイト
https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/kinokonoyama-wirelessearphone/

たしかにこの形状は、イヤフォンとしても機能できそうだ。ある意味、変わったイヤリングやピアスにもみえなくもない。

イヤフォン機能だけでなはなく、144言語対応のAI同時翻訳機能。
相手の言語が、日本語になるのはイメージできるが、自分の言語は相手に伝える時、一度日本語でしゃべって、それを翻訳した言葉を耳で聞いて伝える方式なのだろうか？

『きのこの山』のプロモーションとしても最適なプロモーションだ。

ノイズキャンセル機能も搭載されている。

スマートフォンのスピーカーモードと利用して、相手言語でも意思を伝えることができる。

この、スペックの表示の仕方は、Appleのサイトでよく見かけるパターン。

6時間利用でフル充電に120分。充電ケースで20時間分の電力提供なので3回分の充電が可能ということに。

スペックも明確に公開されている。

そしてCOMING SOON　も気になる…。これは、人気を二分する、たけのこの里

鼻に差し込む花粉症用のデバイス？などと想像力をふくらませてくれる。

見事なプロモーションサイトだ。

『きのこの山イヤホン』の機能を利用するには、Bluetooth接続に対応したデバイス、専用アプリケーション『WasTrans』をインストールできるOSバージョンが必要。

https://apps.apple.com/jp/app/wastrans/id1550055789

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wooask.wastrans

【製造元】は、ウェザリー・ジャパン株式会社　inquiries@weatherly.jp

https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/kinokonoyama-wirelessearphone/

■株式会社明治の遊びココロ満載の本気のプロモーション

どの動画作品も、CMの30秒のサイズではないので、テレビCMではなく、ウェブでの視聴を想定している作品だ。しかし、CMに負けないほどの作り込みが見事。
お菓子の世界観を広げる作り込みがあっただけに、今回のようなイヤフォンにも熱いコアなファン層が、子供だけではない大人にまで潜在していたことがわかる。

たけのこ急便310

きのたけ運動会　

プロダクトデザインアワード優秀賞結果発表

きのこの山のワニ　作り方

『TAKENOKO.TOKYO』

■明治ホールディングス株式会社＜2269.T＞の強み

https://www.meiji.com/

キースローガンは『健康にアイデアを』
明治ホールディングス株式会社　時価総額　1兆89億円 株価3,438円

https://www.meiji.com/pdf/investor/library/presentation_2024_r03_hd.pdf

2023年度第３四半期連結決算
売上8,330億円 営業利益697億円　営業利益率8.4％
PER18.8倍　PBR1.28倍　
https://finance.yahoo.co.jp/quote/2269.T

グループ連結　四半期売上　8,330億円
主要事業はヨーグルト・チーズが1,533億円　プロティンなどのニュートリションが976億円、チョコレートグミが759億円、業務用600億円、牛乳571億円とバランスよく分散。牛乳事業以外は黒字。

純資産合計　7,934億円　自己資本比率　60.8％

https://www.meiji.com/pdf/investor/library/presentation_2024_r03_hd.pdf

明治ホールディングス傘下の株式会社明治のきのこの山などのプロモーション費用を調べたくて、財務諸表をみてみたが、純資産が豊富で自己資本比率も高く、PBRも1.28倍と低い。チョコレートなどの宣伝費なども豊富に捻出されているように感じた。