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そのまま持ち帰るのはNG!水着は二度洗いが正解◎洗濯研究家が教える正しい洗い方

平島利恵洗濯研究家
水着、そのまま持ち帰っていませんか?

洗濯研究家の平島 利恵です。プール・海水浴シーズンが到来しました!毎日暑いので、この連休はプールや海で楽しむ予定の方も多いと思います。
遊んだ後の水着を、そのままビニール袋に入れて持ち帰っていませんか?実はこれはNG行為なんです。雑菌が繁殖して臭ったり、カビが生えることも。水着は正しく持ち帰り、お気に入りを長く楽しみましょう!

持ち帰る前の「水洗い」がポイント

海水・塩素が傷みの原因に

海水の塩分やプールの塩素がついた水着をそのまま持ち帰ると、色落ち・繊維を傷める原因になります。水着を脱いだら、すぐに水で洗い、軽く絞ってタオルに包みましょう。

通気性の良い袋に入れて持ち帰る

ビニール袋は濡れ物入れとして便利ですが、通気性が悪いため雑菌が繁殖して臭ったり、カビが繁殖することがあります。脱いだ水着はタオルに包み、メッシュなど通気性のよい袋に入れて持ち帰りましょう。

砂は流水で洗い流しておく

水着についた砂は落とすのが難しいですよね
水着についた砂は落とすのが難しいですよね

砂汚れは、砂の細かい粒子が繊維に引っかかっており、洗剤でもみ洗いをしなくては落とせません。脱いだ後は流水でなるべく砂を落としておきましょう。この時、ゴシゴシこするのはNG!砂が繊維の奥まで入り込み、取れなくなってしまいます。

家に帰ったあとは「洗剤で洗う」

水着は直接肌に触れるため、身体からの汚れも付着しています。帰宅後は洗剤を使い、汚れをしっかり落としましょう。
洗濯には、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を使用します。

洗濯表示を確認

「手洗い」表示でも、デリケートコースなど、洗濯機洗いできる場合もあります。洗濯機の取扱説明書で確認しましょう!

汚れは事前にもみ洗い

水着の汚れで注意したいのが日焼け止めです。日焼け止めがついたままだと変色の恐れがあります。洗剤をつけ、もみ洗いしましょう。

砂がついている時も、洗剤をつけ、優しくもみ洗いします。ブラシなどでゴシゴシこすると、水着を傷めてしまいます。また、大量の砂が残った状態で洗濯機にかけると、故障を招く恐れもあるので、しっかり落としてから洗濯しましょう。

洗濯機洗いは洗濯ネットを使う

水着はデリケートな素材なので、洗濯ネットに入れます。1枚の洗濯ネットに水着も1枚だけ入れ、デリケートコースで洗いましょう。パットなど外せるものは外し、一緒にネットに入れます。
※「洗濯ネットの正しい使い方」も併せてご覧ください。

天日干しはNG!必ず陰干しを

上下セパレートの水着は、肩ひもが伸びないよう逆さにし、脇部分を洗濯ばさみで止めて干します。

水着は天日干しすると、色褪せや紫外線による生地の劣化を招きます。風通しの良い日陰で、干しましょう。水着に使われるポリエステルは熱に弱いため、長時間の干しっぱなしや乾燥機の使用は控えましょう。

色褪せを防ぐために気を付けたい2つのこと」も併せてご覧ください。

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洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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