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【相模原市】鹿沼公園「でいらぼっちが地団駄を踏んだ跡!?鹿沼公園駅!?」見どころ満載の公園です!

みいこライター(相模原市)

こんにちは
Yahoo!地域クリエイターのみいこです!

今回は、相模原市中央区にある鹿沼公園をご紹介します!
(取材/撮影ご協力:公益財団法人相模原市まち・みどり公社 鹿沼公園)

でいらぼっち伝説伝承地

鹿沼公園は、淵野辺駅南口から徒歩3分の所にあります。
また、この付近は、むかし葺(あし)が生い茂っていた沼地で「かぬま」といわれていたそうです。

園内はとても広々としています。
ベンチの数も豊富なのでゆっくり過ごすことができますよ。

こちらは「白鳥池」です。
名前の通り、池には白鳥が泳いでいます。
白鳥の他には、鯉やカモがいて、とても癒されます。

白鳥を拡大してみると、くちばしに黒いコブがあるのが分かります
白鳥を拡大してみると、くちばしに黒いコブがあるのが分かります

鹿沼公園の白鳥はくちばしに黒いコブがあり、羽が上を向いているので、「コブハクチョウ」のようです。

白鳥を間近で見ることができるのは贅沢ですね!

実はこの白鳥池、「でいらぼっち」が地団太を踏んだ跡にできた池と伝えられているんですよ。

「でいらぼっち」のお話の中で、富士山を背負ってきた「でいらぼっち」が一休みしている間に富士山に根が生えてしまい動かなくなってしまったため、悔しがって地団駄(じだんだ)を踏んだという場面がありますが、その地団駄を踏んだ場所はこの鹿沼の地だったそうです。

以下、案内板に記載されている文章をご紹介します。

相模原市登録史跡 
でいらぼっち伝説伝承地
巨人伝説の主人公「でいらぼっち」の伝承は、相模原台地では沼地やくぼ地の形成伝承として市民に親しまれています。
鹿沼公園の池は「でいらぼっち」が地団太を踏んだ跡であると伝えられており、同様の伝承は鹿沼のほか、淵野辺の菖蒲沼、大沼の大沼、若松の小沼や、大野台、清新、橋本、矢部、東林間などのくぼ地にも残されています。
巨人にまつわる伝承は「大太郎法師(だいたろうほうし)」などの名で全国各地に残されていますが、その多くはくぼ地が埋められるなど景観を変えています。
鹿沼公園の池は「でいらぼっち」の伝説を伝える数少ない貴重な遺跡となっています。
登録年月日平成13年4月1日 相模原市教育委員会

相模原麻溝公園の記事で紹介した「でいらぼっち」の足跡と同様、鹿沼公園の白鳥池もとても大きな池です。
一体、でいらぼっちの足のサイズは何センチだったのでしょう。気になりますね~

池には橋が渡されているので、橋から池を一望することができますよ。
池の周りには桜の木があるので、開花したら一層素敵な風景になりそうですね。

「あずまや」に続く階段です。

鹿沼公園「あずまや」
鹿沼公園「あずまや」

「あずまや」がある場所は、小高い丘になっているので、白鳥池や奥の児童交通公園の方まで一望できます。

「あずまや」がある丘を下ると、その先にはテニスコートがあります。

こちらは「水性植物池」です。
この池は夏になるとスイレンの花が水面を彩ります。スイレンが咲くととても神秘的で美しい風景になるので、ぜひ7月頃に来園してみてくださいね。

奥に見えるのは藤棚です。
藤の花の見ごろは4月下旬から5月上旬ごろなので、あともう少しですね!
私は毎年ゴールデンウィークあたりにお花見に来ていますよ。
鮮やかな紫色に咲く藤の花が本当に綺麗です。

公園内には愛嬌あるお顔をしたレトロな遊具が点在しています。
全部で何種類あるのかな?

タコさん?かな?

鹿沼公園には、不思議な形をした滑り台がありますよ。

鹿沼公園の遊具はどこか懐かしい雰囲気がありますね。

児童交通公園は子どもが主役の世界!

鹿沼公園内には「児童交通公園」があります。

ここも公園内なんですよ。
交通ルールを覚えたり、自転車に乗る練習をしたり、過ごし方は様々です。

児童交通公園内には、豆自動車専用広場があります。
取材に伺った日はとても天気が良かったので、たくさんのお子さんが豆自動車を楽しんでいました。
貸し出し用遊具は、豆自動車の他、自転車や足漕ぎゴーカートがあります。

幼児専用広場があるので小さなお子さんも安心して利用できますね。

貸し出し遊具は、交通公園管理事務所で貸し出ししています。
職員さんに声をかけてからご利用くださいね。
児童交通公園の利用時間・利用方法は鹿沼公園HP内で案内しています

園内の「いこい広場」にはかわいらしいデザインの椅子とテーブルがありました。

こういう丘は、子どもにとって魅力的な場所なんですよね~

丘を登るとこれまた魅力的な一本道です。

花壇には色とりどりのお花が寄せ植えされていました。綺麗ですね~

鹿沼公園駅!?

園内に、「鹿沼公園駅」がありました!

さっそく駅に入ってみます!

おぉ!?これは!!

蒸気機関車 D52
蒸気機関車 D52

これは「蒸気機関車 D52」です。
昭和50年11月に設置されたそうですよ。

こんな間近で蒸気機関車を見ることができるなんて!

実際は写真よりもずっと迫力があります。
「D52 235」のナンバープレートがある場所が運転室のようです。

鹿沼公園駅内には、蒸気機関車「D52 235」が自己紹介をしている案内板がありました。

以下、蒸気機関車「D52 235」自己紹介文です。

わたしは、デゴ2です。日本で最も大きい型の貨物用機関車です。
1946年(昭和21年)第2次世界大戦の直後に生まれ、主として、北海道の函館本線と室蘭本線で、貨物の運搬をしていました。
国鉄の近代化とともに、1973年(昭和48年)引退し、函館五陵郭機関区でねむっていました。
このたび国鉄のご協力により、相模原市にまいりました。どうぞ、いつまでもかわいがってください。

今から50年ほど前に、一生懸命動輪を動かして貨物の運搬をしていた姿を想像したら、ぐっとくるものがありますね。
北海道で「D52 235」を見送った方たちに、今もなおたくさんの方に親しまれ、大切にされていることをお知らせしたいですね。

鹿沼公園散策まとめ

鹿沼公園はとても広く、自然豊かな公園でした。
ゆっくりと散歩を楽しむことができたり、遊具でのびのび遊んだり、幅広い世代の方たちに親しまれています。

春は桜が咲き、初夏は新緑や藤棚が鮮やかな紫色になり、夏にはスイレン、秋は紅葉、冬は雪が降ると一面が銀世界となり、四季折々の景色を楽しむことができます。
今の時期は桜の開花が待ち遠しいですね。

児童交通公園は安心安全な中で、子どもが主役となってのびのびと遊ぶことができます。
ぜひ、ご家族やお友達と足を運んでみてくださいね。

今回の取材にあたり、公益財団法人相模原市まち・みどり公社様はじめ、鹿沼公園ご担当者様、園内の職員の皆様にはとても親切にご対応いただき、心よりお礼申し上げます。
職員のみなさんがとても優しく、管理事務所内が明るい雰囲気だったのが印象的です。
白鳥の成長をあたたかく見守る職員さんたちの思いに感動しました。
私も白鳥が少しでも優しい環境で長生きできるよう祈っています。

取材にご協力いただき有難うございました。

鹿沼公園
相模原市中央区鹿沼2-15-1
042-755-9781
開園時間等は鹿沼公園HPでご確認ください
駐車場(無料):67台(うち障がい者用2台)
駐車場利用時間
午前8:30~午後8:00(3月~9月)
10月~2月は午後6:00まで
※公園駐車場は混雑時右折進入となります。また満車時の駐車場入庫待ちはできません。

ライター(相模原市)

相模原市で生まれ、相模原市で育ち、今もなお相模原市で生活を楽しむフリーライター。昔も今も変わらない相模原市の良いところ、なつかしい風景、お店などなど…大好きな相模原市の楽しい面白い懐かしい情報を発信します。

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