YouTube、広告なしサービス「YouTube Premium」を日本で開始。オフライン再生も対応
『YouTube』が、『YouTube』と『YouTube Music』を広告なしで楽しめる有料会員サービス「YouTube Premium - YouTube」の提供を、日本でも本日11月14日(水)から開始しました。
広告なしで動画が再生可能に
「YouTube Premium」に加入すると、『YouTube』の動画が広告なしで再生されるようになります。
また、あらかじめ動画をダウンロードしてからオフラインで再生したり、バックグラウンドで動画の再生を続けたりできるようにもなります。
音楽も聴き放題
さらにYouTubeが運営する音楽配信サービス『YouTube Music』も利用できます。
『YouTube Music』は『Apple Music』や『Spotify』といった音楽をストリーミング配信するサービスです。
この『YouTube Music』も広告なし、オフライン再生、バックグラウンド再生に対応します。
あわせて『Google Play ミュージック(月額980円)』も追加費用なしで利用できるようになります。
YouTubeオリジナル動画が楽しめる『YouTube Originals』
そのほか人気スターのオリジナル作品映像や、登録された映画が観られる『YouTube Originals』のコンテンツも利用できます。
価格は月額1,180円。iPhoneアプリからは約30%増しなので注意
「YouTube Premium」は登録後3ヶ月間の無料トライアルのあと、月額1,180円で利用できます。最大6人まで利用できるファミリープランは月額1,780円に設定されています。
ちなみにiPhoneアプリの『YouTube』からも申し込めますが、こちらは月額1,550円(同ファミリー2,400円)とAppleの手数料分が上乗せ(約30%)されています。できるかぎりPCのブラウザから契約した方が良いでしょう。
お子さんのいる家庭や音楽を聞く人向け
「YouTube Premium」の月額1,180円、高いと見るか安いと見るかは人によって違うでしょうが、「お子さんがYouTubeヘビーユーザーなご家庭」や「音楽ストリーミングサービスを利用している人」にとってはかなりお得なプランなのではないかと思います。
基本的にお子さんはスマホやタブレットからYouTubeを観ているでしょうから、コンテンツブロッカーなどを利用して広告を非表示にすることができません。
「YouTube Premium」に加入するとお子さんが広告を見させられる時間をなくせますし、何より「変な広告」にふれる機会をなくせます。「変な広告とは何だ?」と言われると万人向けの説明は難しいところですが、「見せたくない広告」とでも思ってください。
お子さんを「見せたくない広告」から守れるとすれば、ファミリープランでも高いとは言えないでしょう。また、「YouTube Premium」の広告非表示は子供向けアプリ『YouTube Kids』にも適用されます。
家事をするためにスマホやタブレットに小さなお子さんの面倒をみてもらうとき、今までよりも安心して『YouTube Kids』に任せられるのではないでしょうか?
もうひとつの「音楽ストリーミングサービスを利用している人」は、もうそのままの意味です。
「YouTube Premium」に加入すると、『YouTube Music』と『Google Play ミュージック』の両方を追加費用なしで利用できます。音楽ストリーミングサービスの多くは月額980円ですから、200円追加するだけでYouTubeから広告が消えます。
もちろん配信サービスによって好きな曲があったりなかったりするため一概には言えませんが、一般的に見て音楽ストリーミングサービス利用ユーザーにもお得だと言えます。
逆にこれらの付加価値に魅力を感じない方であれば、入らなくても良いかと思います。動画を見る前に流れる広告、ライブ配信の視聴中に流れる広告がなくなることに1,180円の価値があるかないかはあなた次第です。