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浦和レッズが上位対決で鹿島に手痛い敗戦を喫する

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第35節。浦和レッズはアウェイ、カシマスタジアムに乗り込んでの鹿島アントラーズ戦を迎えた。勝ち点59で並ぶ、5位の鹿島、6位の浦和の対戦となり、目標とするACL出場圏内の3位以内と8ポイント差となっており、負けられない一戦となった。

試合は、序盤から鹿島アントラーズが押し込む展開となり、36分コーナーキックの流れから、ゴール前で混戦となった所をMF土居聖真が押し込んで先制した。前半は鹿島が圧倒。1-0で鹿島が1点をリードして折り返した。シュート数13本に対して、浦和レッズは1本もシュートを撃つことができなかった。

後半、浦和レッズはキャスパー・ユンカーに替えて、小泉佳穂を入れてリズムを変えるが、決定機までは作れず。鹿島アントラーズが虎の子の一点を守りきって、1-0で勝利した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「前半に関しては我々が望んでいたプレーができなかったです。後半はそういった部分が修正されて、最初に望んでいたプレーが表現できたと思います。ただ、前節と同様にセットプレイの所で、セカンドを拾われて失点をしてしまって、勝ち点を落としてしまった」と、試合を振り返った。

試合の結果、3位の神戸とは勝ち点8差となったが、アレクサンダー・ショルツ選手は「楽な状況にはなりませんでした。ただ、まだ試合は残っていますし、4位という順位が重要になってくるかもしれないという状況ですので、そのことを考えても今日は良くない結果でしたが、最後まで戦って様子を見たいと思います」と、最後まであきらめない姿勢を見せた。リーグ優勝をした川崎が、天皇杯でも優勝した場合、4位のチームもACL出場権をかけたプレーオフに挑む権利が与えられることになっている。

鹿島との直接対決に痛い敗戦を喫した浦和レッズだが、残り3試合をいかに戦い抜けるかが、今季の真価が問われることになる。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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