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【高崎市】高崎でバナナ栽培!?「からっ風バナナ」のダイナミックな収穫に密着~これは絶対おいしいでしょ

Takasaki_asagi地域情報ライター(高崎市)

高崎市内でバナナを栽培しているというニュースをご存知でしょうか?
高崎OPA 1F・高崎じまんでも今春より高崎市産のバナナを販売しています。

高崎市産 有機バナナ「からっ風バナナ」

こちらが高崎じまんの青果コーナーに並ぶ 1本ずつ丁寧に個包装された「からっ風バナナ」です。
収穫から5日ほどで店頭に並びます。
今までのバナナの常識を覆す、高崎市内で育てた無農薬・有機バナナです!

週2回 (火・金) 夕方に届きます
週2回 (火・金) 夕方に届きます

今日は、「からっ風バナナ」の栽培や収穫作業のようすをご紹介します!

「からっ風バナナ」ここで育てています

高崎市でバナナ栽培を始めたのは、 障害者の就労支援を行う多機能型事業所「ワークランドらくま」です。(高崎市楽間町87・GoogleMap) 
オーナーの金田好正さんが、高崎市の名産になるようなものを作りたいという思いと障害を持つ人々の仕事を作ることを考え、国産バナナの栽培事業を始めました。

昨年1月に「ワークランドらくま」から車で数分の所に4棟のバナナ栽培用ビニールハウスが完成。土作りを経て5月に240株のバナナの苗木を植えました。

楽間町に建つバナナ栽培用 ビニールハウス
楽間町に建つバナナ栽培用 ビニールハウス

管理者の金谷さんが「私たちも1年でこんなに大きくなるとは思いませんでした」と言うほど「からっ風バナナ」の生育は順調のようです。

「からっ風バナナ」は かつて台湾バナナと呼ばれ人気があった”グロスミッシェル”という品種です。

「グロスミッシェル」は、口当たりがもっちりとしていて甘味の強いバナナです。生産量はごくわずかですが、国内産のものが2016年頃から流通していて、フルーツ専門店や百貨店などで売られています。
グロスミッシェルは食味がよいことから日本でも昭和時代中頃まで人気の高いバナナでした。しかしその後、長きにわたり姿を消してしまいます。
一度は消えたグロスミッシェルですが、日本で国産バナナとして復活。国内での栽培を可能にしたのは、岡山県のD&Tファームという企業です。同社は凍結解凍覚醒法という技術を開発し、苗に独自の凍結・解凍工程の処理を行うことで、日本でも栽培可能な耐寒性を持つグロスミッシェルを作り出すことに成功しました。
(果物情報サイト 果物ナビ「グロスミッシェル バナナ」より抜粋)

「ワークランドらくま」ではスタッフが岡山県のD&Tファームで研修し、グロスミッシェルの苗と培養土を譲り受けて栽培を始めました。

「からっ風バナナ」収穫作業

ハウスに一歩入ると、そこは南国のよう。

「ワークランドらくま」のスタッフと入所者の方たちの収穫作業を近くで見学させていただきます!

まず、葉を切り落として作業しやすくします。

この日 収穫するのはこちらの木
この日 収穫するのはこちらの木

ギリギリまで木で熟した「からっ風バナナ」、重そうですね。

ほど良い大きさの房に分けて、大事に収穫していきます。
大切なバナナの切断に力を込めるスタッフ・金谷さんが頼もしい!

実にナイフの刃が当たらないように気を付けながら小分けに切断するのは難しそうです。

切り落とすバナナをしっかり支える役目も大切です。

ひと房 収穫できました。

こんな感じ。バナナ11本でしょうか。

次、行きます!

背の高い男性スタッフの出番ですね。

ようやく収穫完了です。7房に分けて切断したようです。お疲れさまでした。

水分を蒸発させる面を整えて切ります。重ねた時に他のバナナを傷つけないようにという意味もあるそうです。

バナナの木は一度収穫が済むと切り倒してしまうそうです。(脇から子どもが伸びて世代交代します)
何度かに分けてハンドのこぎりでバナナの木を切る入所者さん。表面の皮が剝がれるので切りにくそうなのに、根気よく作業しています。

バナナの木の切断面。瑞々しいですね。
バナナの木への水やりも入所者さんがふたり一組で1時間ほど掛けてするそうです。

バナナの切り株
バナナの切り株

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収穫作業を終えて一段落したところで、ほかのバナナの木も見せていただきました。

大きな葉の中央に見えるのがバナナの花!ダイナミックですねー。

花の上のこの部分がバナナの実ですね!

ハウスの側面は開けて風が通るようにしているため、からっ風で実が擦れて傷がつかないよう袋掛けしています。

袋を外して見せてもらいました。
こちらのバナナはもう少し成長を待つそうです。

バナナは花が咲いてから5ヵ月ほどで収穫となります。

木で黄色くなるまで完熟させた木熟バナナは「特A品」として栽培することも可能ですが、通常は収穫後5日間ほど追熟作業をしてから「A品」1本500円、小さめの「B品」1本250円で販売されます。

キッチンカーで販売

ハウスの前では、キッチンカーで「売るバナナがあれば、10時~14時くらいまで」販売をします。採れたてバナナの産直販売です。

のどかな田園地域なので(ここで売れるのかなぁ…) と思いきや、飛ぶように売れるそうですよ。すごい人気なんですね。

収穫作業の後、キッチンカーの前で記念撮影
収穫作業の後、キッチンカーの前で記念撮影

地元の方は、キッチンカーの前に看板が出ていると「今日はやってるんだね!」と買いに来てくれるそうです。
今後はバナナミルクなどのメニューの追加を考えているようです。

ワークランドらくまでも購入できます
ワークランドらくまでも購入できます

キッチンカーまたは ワークランドらくま でのバナナの当日販売分については、事前にお電話にてお問合せください。

収穫した「からっ風バナナ」スパイスの瓶は大きさの比較用です
収穫した「からっ風バナナ」スパイスの瓶は大きさの比較用です

高崎市産「からっ風バナナ」まとめ

高崎市内でバナナの栽培…と耳にした時には、これほど立派なバナナだとは想像できませんでした。「からっ風バナナ」は、普段スーパーで見るバナナと比べても断然高級そうでした。

高崎市のふるさと納税の返礼品にも指定されています。(ふるさとチョイスHP 高崎市のお礼の品

安全でおいしくて食べ応えのある「からっ風バナナ」がこれからどんどんメジャーになっていく予感がします。
ぜひ一度お試しください!

【詳細情報】
からっ風バナナ
就労支援施設 ワークランドらくま

住所:高崎市楽間町87
電話:027-395-0832
お問合せ対応:月~金曜 9:00~15:00

地域情報ライター(高崎市)

住むなら高崎!環境も便利さも安全性も最高!と満足しつつ、知らない土地へ旅に出ることが多かった過去十数年。Stay Homeを経て改めて地元高崎に注目してみたら魅力的で気になるスポットがたくさん増えていてびっくり! これからは高崎を旅するように歩いて、地元の魅力をひとつひとつ味わい尽くします。

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