今回は浅草寺すぐそばの穴場和風スイーツ店「青柳総本家 東京・浅草店」を紹介いたします。
　「青柳総本家」は明治12年（1879年）に名古屋で開業した老舗和菓子店。その関東唯一の直営店が、浅草で2022年4月にオープンしました。食べ歩きに最適なお菓子が豊富に揃い、特に「カエルのミルク風呂」なるスイーツは見た目も鮮やか。見ても味わっても心がほっこり温まります。

◆食べ歩き＆持ち帰りのみのミニ店舗

　「青柳総本家 東京・浅草店」は小さな戸建住宅の1階を使ったミニ店舗。

　イートインはありませんが、その分、食べ歩きに特化したメニューが複数用意されているため、浅草巡りを楽しみながら美味しいスイーツが楽しめます。

　メニューの中でも、特にキュートな語感が印象的な「ケロトッツォ」。和風のおまんじゅうと洋菓子が見事に融合しています。マリトッツォというお菓子は最近見なくなりましたが、このケロトッツォはしっかりと健在です。

◆食べるのが少しもったいない可愛さ！「カエルのミルク風呂」

　私が特に興味を持ったのは、「カエルのミルク風呂」（450円）。さっそく購入してみましょう。

　いや～、かわいいですねえ！
　本当にカエルさんがミルク風呂に浸かって、のほほんと温まっているようなビジュアル。インスタ映えや子供ウケも良さそうです。

　メニューには「ミルクシェイク」と書かれていましたが、ミルク部分を口に運ぶと濃厚さが印象的で、むしろミルクアイスに近い感じ。浅草散策中のエネルギー補給にもピッタリです。

　カエル部分の正体は、カエルの形をしたおまんじゅう。生地が若干固めなので、途中でミルクを染み込ませて崩しながら食べると、一味違った美味しさになります。まんじゅう生地や餡子にミルクがミックスされ、全体が一体となって楽しめますよ。

　「青柳総本家 東京・浅草店」では、名古屋名物の「ういろう」なども販売されています。食べ歩きスイーツを楽しんだ後は、お土産にういろうを購入するのも良さそう。
　最新スイーツ好きな若い人たちにとっても、伝統のお菓子の魅力に気づく良い機会になるかもしれません。和菓子好きの方にも、そうでない方にもオススメのお店です。