【ガーデニング】芽出し球根で楽しむ 春を感じる可愛い寄せ植え
春が近づいてくると、SNSでも球根植物の開花の様子を投稿した画像が多くみられるようになりますね。今回は今からでも楽しめる、球根植物の寄せ植えを紹介します。秋に球根を植えるのを忘れてしまっていても、今の時期に「芽出し球根」が販売されていますので、園芸店やホームセンターで探してみてください。
春に花咲く秋植え球根の特徴
球根を植える時に気になるのが、『花が咲いた後どうしたらいいか?』です。球根の中には、花が咲いた後、地上部が枯れて土中に残った球根が梅雨と夏の高温多湿で腐ってしまうものがあります。
そこで、今回は植えっぱなしでも大丈夫な品種の球根を使うことにします。秋植え球根の管理を簡単にご紹介しておくと、
- 耐寒性があるので、秋10月から11月頃に定植する。
- 秋に植えたあと、根を張り、冬の寒さに当たることで花芽を形成する。
- 植え付け後、地上部が見えない間も乾燥させない。鉢植えの場合は水やりに気をつける。
- 花後は花柄を摘み、種をつけないようにする。
- 追肥(お礼肥)をし、気温の上昇で枯れてくるまでしっかり育てる。
- 掘り上げる場合は地上部が枯れたら掘り上げて乾燥させ、風通しが良く、涼しい場所で保管する。
芽出し球根の寄せ植え
買ってきたのはクロッカス、ムスカリ、ダッチアイリス、ヒヤシンスです。ヒヤシンス以外、ラベルに植えっぱなしで大丈夫と書いてありました。ヒヤシンスは、うちの庭(福岡県です)では、植えっぱなしにしています。小さいですが、毎年分球して花を咲かせています。
買ってきた球根はピートモスに植えてありました。ビニールポットから出すとポロポロと崩れて比較的簡単に画像右側の状態にすることができました。土を崩す時、根は切らない、傷めないよう作業します。完全に取り去る必要はありません。
植え付ける場所を決めます。葉の長さ、大きさを考えて、花が咲いた時に正面から見えるように配置します。
鉢底石を敷き、土を入れます。球根は球根部分が隠れるように埋めます。今回は寄せ植えですので、球根と球根の間が狭くなっています。
浅い鉢を使ったのでヒヤシンスの球根が見えてしまっていますが、ここからひと手間かけてみます。
土の上にハイゴケを敷きました。
可愛い雰囲気になりました。
購入後、早速クロッカスが咲きました。これから次々咲いてくるのが楽しみです。
お花が終わったら、来年も楽しめるように、追肥をまきます。葉がぐんぐん育ち、気温が上昇してくると枯れてきますので、お庭の隅におきっぱなしにしています。
この寄せ植え、1年後はどんな姿になっているか、考えるのも面白いです。