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間もなくゴング! カネロが自身のファイトの3日前に手掛ける興行

林壮一ノンフィクションライター/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月6日、サウル・カネロ・アルバレスは、スーパーミドル級4団体統一王座の防衛戦として、ジョン・ライダーを迎える。会場となるのは、祖国メキシコのグアダラハラ。

 カネロがメキシコのリングに上がるのは2011年11月26日以来とあって、メキシカンファンは、大きな盛り上がりを見せている。国民の関心がグアダラハラに集まる中、カネロ・アルバレス・プロモーションズは現地時間5月3日の水曜日に自社興行を打つ。そう、今夜である。

Courtesy Chiquita Boxing ジョナサン・ロペス
Courtesy Chiquita Boxing ジョナサン・ロペス

 今回、カネロ・アルバレス・プロモーションズは、全勝中の若手3人を披露することを決めた。ライト級10回戦に出場する10戦全勝7KOのジョナサン・ロペス。ミドル級8回戦を戦う10戦全勝8KOのラザロ・ロレンサナ。

Courtesy Chiquita Boxing ラザロ・ロレンサナ
Courtesy Chiquita Boxing ラザロ・ロレンサナ

 そして、ライト級6回戦が組まれた5戦全勝5KOのセサール・オルティス。

 3人の対戦相手は正直なところ咬ませ犬に過ぎないが、既にメキシコ中から多くのメディアがグアダラハラ入りしているため、名を売るにはこれ以上ないチャンスだ。ProBoxTV.comでの放送も決まった。

写真:ロイター/アフロ

 カネロは自身のファイトを楽勝だと感じているのか。ビジネスマンとしての才覚を多分に感じさせるプロモートである。

ノンフィクションライター/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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