旭川にはラーメン屋さんとおそば屋さんは多いのですが、うどんの専門店となるとほとんどありません。

今日ご紹介するのは、そんな旭川では数少ないうどんのお店『手作りうどん 杉』です。

札幌から移転オープンしたのが2017年。美味しいとの口コミを見て、ずっと来たいと思っていましたが、やっと訪問することができました。

お店があるのは忠和5条1丁目。かつて東海大学旭川キャンパスがあった場所に登る坂の下の住宅街です。

以前は「らあめん喜一」、その前は同じくラーメン店の「味門」が入っていた建物ですね。

入口の白い小さなのれんがかかっていなければ普通の住宅のようですが、広い駐車場には大きな看板が立っているので、これが目印です。

玄関フードには「春夏冬中」と書かれた木の看板。秋がないので商い中ということですね。

他に季節限定のメニューもありましたが、お品書きに書かれているのはわりとシンプル。

ぶっかけうどんやかけうどんが630円と手作りのうどんとしてかなりリーズナブルな価格です。

まだ少し鍋焼きうどんの季節には早いかと思いましたが、お品書きの一番上に書かれていたので「鍋焼きうどん」を注文しました。麺は普通麺と太麺が選べますが、今回は普通麺でお願いしました。

鍋焼きうどんには出汁が添えられていて、そば湯のように好みで汁を薄めて頂けるようです。出汁だけで頂いてみましたが、かつお節と昆布の良い香りが口の中にふわっと広がります。

車麩、わかめ、長ネギ、板かま、玉子、しいたけ、大根、鶏肉と具沢山の鍋焼きうどん。

北海道産小麦「きたほなみ」を100％使って手ごね、手打ち、手切りしたといううどんは、しっかりとしたコシがありますが、普通麺を鍋焼きうどんにすると少しやわらかめでした。鍋焼きうどんには太麺が合うようですね。

つゆの味は控えめで、出汁を加えず丁度良い味の濃さでした。次回は太麺で食べてみたいです。

店内には「麺の茹で時間約15分かかります」のお知らせ。ゆっくりと食事を楽しみたい時に『手作りうどん 杉』に行ってみてはいかがでしょうか。