そうそう、こんなの食べたかった!驚きのコラボケーキに心躍る【神戸市・ansisicoffee】
「こんなケーキがあったらいいのになぁ」って、思ったことありませんか?イメージは浮かんだとしても実際にそれが美味しいか、ましてや作っても売れるかと言えば難しいですよね。それを、日々自由にやっちゃっているお店があります。「アンシシコーヒー」というコーヒースタンドです。
アンシシコーヒーのショーケースに並ぶお菓子は、店長さんのとても自由な発想を元に作られています。このケーキ同士のコラボを食べてみたいとか、このお菓子を作ってみたら面白そう…そんな感じでアイデアが浮かんでは、形にしていっている日々なんだとか。
例えばマフィンは、自分だったら大きいのが食べたいと思うからアメリカンサイズで。ビクトリアスポンジやキャロットケーキ、ホームメイド風のシンプルなバナナケーキなどがあるかと思えば、あっと驚くようなビジュアルをしたケーキまでとにかく幅が広いんです。
今日のショーケースに並んでいたのは「モンブランガトーショコラ」という夢のような組み合わせ。モンブランのふんわりした栗の風味とコクのあるクリームがまろやかに合わさり、そこにガトーショコラの濃厚なチョコが加わることで味をギュッと引き締めた、素晴らしいコラボケーキです。
コーヒーはスペシャルティコーヒー。今回頂いた「TARUMIブレンド」のバランスの良さには驚きました。ケーキを食べてひと口飲むと、コーヒーの軽い酸味とフルーティーさがグンと引き立つ素晴らしさです。自由に遊んでいると見せかけて全体のバランスが良く、ただものではない気配を感じます。
最近チャレンジしたケーキは、何と「大福あんバターチーズケーキ」。かなり異色の組み合わせですが、これがなかなかに好評だったそう。チーズケーキの中にあんこを入れて焼き上げ、ケーキの上にはバターと、求肥(ぎゅうひ)と呼ばれる大福の皮のような和菓子を載せたという何とも大胆な内容です。
インスタでそんな驚きのケーキ達が見られるので要チェックですよ。気まぐれにメニューをアップしているそうで、そこからケーキやお菓子の取り置きが出来る時もあるようです。
お客さんにはお店のメニューを「一期一会のお菓子」と言っているそうで、「めがけて来たものはほぼ無いと思ってもらってもいいです」と言い切ってしまうのが面白いところ。「お店をやり始めてずっと自由に作りたい物だけを作ってきた。そのぶん責任は全部自分が請負うことになるけれど、それでも。いつでも自分らしくいたいんです」と店長さん。
アンシシコーヒーの「アンシシ」は、ギリシャ語で「花が咲く」という意味だそう。自分の人生を素直に体現していく空間として、淡々とこの場を作り上げている店長さんの姿と重なるようにも感じます。
さっきから入れ替わり立ち替わり来るお客さん達を見ていると、どうやら独特なリズムがあるようですよ。お菓子を買いに来て店長さんといつものように会話をかわし、パッと出ていく常連さん。店内でお菓子とコーヒーを楽しんで、サラッと帰っていくお客さんも数名いました。ここがカフェではなく「コーヒースタンド」として、とてもいい役割を果たしているのが分かります。
「他にないのもをここで」というスタンスはオリジナリティーがしっかりあってのこと、一期一会もまた良しです。個性的なものが好きなら、もしかしたらここで心ときめくお菓子に出会えるかもですよ。
ansisicoffee
営業時間: 12:00~19:00 (変更になる場合があります)
定休日: 水曜日 (不定休あり)
電話: 078-777-8702
住所: 神戸市垂水区天ノ下町1-1 ウエステ垂水118
Email:info@ansisicoffee.com
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