日本各地で繁殖中!外国産の巨大ナマズの正体とは?
ブラックバスをはじめ、今や日本の至るところで定着しつつある外来種。
多くの人にとってはどこか遠いところの問題のように感じられるかもしれませんが、実は意外と私たちの身近なところで信じられないような生き物が潜んでいることも。
そこで今回は、日本各地で生息地を拡大しているある外来生物について紹介します。
日本各地で繁殖する海外産の巨大ナマズとは?
今回紹介するのはアメリカナマズという魚です。
もともとは北アメリカ原産の魚で、食用として1970年代に日本に持ち込まれたと言われています。
食欲は非常に旺盛で、日本の生態系に与える影響が大きいことから特定指定外来生物に指定されています。
今までは主に霞ヶ浦での生息が確認されていたのですが、近年では関東だけでなく琵琶湖や淀川など関西でも生息域を拡大しています。
実際に姿を現した巨大なアメリカナマズ
日本各地で繁殖中と言われても、どこか他人事のように感じられるもの。
ですが最近、自分の身の周りでもアメリカナマズが潜んでいることを感じる出来事がありました。
いつものように近所の河川でルアー釣りを楽しんでいると
急に竿先がグッと引き込まれ、ガツンとした強烈な引きが!
リールが悲鳴を上げ、強烈な引きに大物がかかったと確信します。
ですがシーバス特有のエラ洗いがなく、そしてシーバスにしてはあまりにもタフすぎる。
違和感を抱きながらも魚を引き寄せると
上がってきたのは巨大なアメリカナマズでした。
大きさを計測すると、なんと70cm超。
今まで60cm越えのアメリカナマズは釣ったことがあるのですが、70cm越えとなると迫力が違います。
しかもそれが自分の近所の河川で釣れるなんて…
重さも5kgはゆうに超えていたと思います。
大型の個体ですし、この口から一体どれだけの在来生物を捕食してきたのでしょうか。
今まではどこか遠くの話だと思っていたのですが、実際に釣ってしまったことで自分事として感じられました。
実は美味しい?アメリカナマズの味は?
日本で生息域を拡大し、アユやワカサギなどを食べて日本の水産業にダメージを与える厄介者のアメリカナマズですが、その味は意外にも美味しいと言われています。
僕も実際に食べたことがあるのですが、見た目とは裏腹に非常に美味しい魚でした。
アメリカナマズの味や調理法については下の記事で紹介しています。
今回は日本で生息域を拡大するアメリカナマズについて紹介しました。
今や霞ヶ浦だけでなく、日本中で生息域を拡大中の厄介者ではありますが、体が大きく食用として向いている面もあるので、水産業等への影響を抑えつつも食用としてうまくかかわっていければと感じました。