春先の必殺技『ユーコロ』でグリーン周りのゴルフをもっと簡単にする!!
こんにちは、Lukeです。
今回は春先のゴルフを助けてくれる特別な技を紹介します。
きっと皆さんのスコアメイクの助けになるはずです。
春先のランニングアプローチは『ユーコロ』で決まり!
グリーンから少し外れたラフやグリーンエッジにボールがある場合、いろんなアプローチの方法が選択肢に入りますね。
ウェッジでロブショットかピッチエンドラン、8番アイアンあたりでランニングアプローチ、もしくはパターで転がす方法もあるでしょう。
その状況に応じた最適な選択をしたいものですが、問題となるのは、アマチュアゴルファーはこのような状況で、実際に芝の上から練習する機会がないことです。
特に春先や冬前の季節では、芝が短いだけでなく枯れていて、なおかつ湿っている場合が多いので、どの方法を選んだとしても、とても難易度が高いアプローチになります。
そこで練習が週1回程度、ラウンドが月1~2回程度の一般的なゴルファーにとって、このような状況でもプロのようにピンに寄せられる方法はないものかと研究を続けた結果、誰もが簡単にピンに寄せられる方法として見つけたのが、ユーティリティを使ったランニングアプローチでした。
そして名づけたのが、「ユーティリティで転がす」ので『ユーコロ』です。
簡単にピンに寄せられるクラブはユーティリティの27度
ユーティリティの中でもいろんなロフト角を試しましたが、一番簡単だったのがロフト角27度前後のユーティリティです。
たとえばプロゴルファーも、特に海外の選手は、ユーティリティを使ってグリーン周りからアプローチをしている場合がありますが、彼らが使用しているのはロフト角がもっと立っているものばかりです。
たとえば20度から23度くらいだと、ラフを飛び越えるのが難しく、グリーン上も転がりすぎる感覚になりますが、それでもプロの皆さんは、状況によってはユーティリティのランニングアプローチを選択しています。
なぜなら多くのプロは、ロフト角27度前後のユーティリティがバッグには入っていないからです。
(最近ようやく女子プロが27度前後のクラブを使うようになりましたが、まだまだ少数派です。)
もしプロの皆さんも、27度のユーティリティでランニングアプローチを体験したなら、あまりにも簡単なので、数ある打ち方の中でも一番最初に選択されるかもしれません。
打ち方と距離感のコツを紹介します
このロフト角27度のユーティリティでランニングアプローチをする方法は、たとえどんな打ち方をしても簡単なのですが、少しセットアップを工夫すればもっと簡単になります。
まずはグリップを短く握り、写真のようにクラブヘッドのトウ側を下げるように構えます。
このようなセットアップにすると、ユーティリティがパターに近いライ角になり、打ち方もパターの打ち方でボールをヒットすることができるので、特別な打ち方を習得する必要がありません。
グリップの握り方はパターと一緒でも、またはアプローチショットと一緒でも、各自の好みで大丈夫です。
ロフト角の大きいパターだと思って、あとはパターのように「左右対称」をイメージしてスイング、またはストロークしてもらえばOKです。
重要なポイントは。ボールの前後5cmくらいをソールで薄くダフらせるように意識すること。
フェース面でボールを打つ、というよりも、ソールを滑らせてボールを運ぶような感覚です。
距離感をつかむためには、まずはパターと同じ振り幅で試してみましょう。
たとえばボールの位置がグリーンの外からピンまで20歩だったとしたら、グリーン上をパターで20歩分打つ時の強さと同じ感覚で打ってみて、その距離感にどれくらいの違いがあるのか?
その人なりのストロークのイメージがあるので、打つ時の感覚の表現は統一できませんが、何回か試してもらえばすぐに自分なりの感覚がつかめてくると思います。
あとはピンまでの距離が、ラフが何歩でグリーンエッジが何歩、そしてグリーン上は何歩かと計測。
もしラフが深ければその分だけ強めに調整し、逆に芝が薄ければその分だけ弱めに調整してください。
27度の中空構造のヘッドならではの、フェース面に長くボールが乗っているような独特の打感と、コントロール性の高さを体験してみれば、「これは使える!」と直感してもらえると思うので、あまり深く考えずに、まずは気軽にトライしてみましょう。
使って行くうちに、自分なりの打ち方のコツもどんどん分かってくるはずですよ。
そしてこの『ユーコロ』で打った場合、同じ場所からパターで打つよりも、傾斜に対するボールの曲がり方が少なく、そしてもし強く打ちすぎたとしてもパターよりも確実に止まります。
したがって、慣れるとかなり積極的にピンを狙っていくことができるわけです。
ちなみにこの打ち方をマスターすると、不思議な事にアイアンのランニングアプローチも劇的に上達します。
実はアイアンのランニングアプローチも、今回紹介したようなセットアップと打ち方をすればよかったのです。
その前に、まずは『ユーコロ』の達人を目指して下さい。
ゴルフをもっと簡単にするためのアイディアは、 シンプルゴルフ ラボ で紹介しています。