台風13号が去り、新たな熱帯低気圧が発生か?
台風13号は温帯低気圧に
日本のはるか東海上を北上していた台風13号は、きょう30日(水)午後3時に温帯低気圧に変わりました。
また小笠原の東海上を北上していた熱帯低気圧は、これより先、きょう30日(水)午前9時、天気図上から消滅しました。
これで現在、台風や熱帯低気圧などの熱帯擾乱(ねったいじょうらん)はなくなり、天気図上では、静かな状態で9月から10月へ移り変わろうとしています。
しかしタイトル画像の雲の様子をみると、日本のはるか南東の海上(黄色い丸の中)あたりで、たくさんの雲が湧き立っている状態です。
新たな熱帯低気圧が発生か
気象庁によると、あす10月1日(木)午前9時、この雲域の中、北緯20度、東経140度付近で、低圧部が発生する予想です。
低圧部とは循環があるものの、中心付近がハッキリとしない熱帯擾乱ですが、この低圧部があさって2日(金)午前9時には、中心付近がハッキリと認められる熱帯低気圧に変わる予想です。
熱帯低気圧は風が強まれば台風となりますので、台風のたまごの発生ということになります。
熱帯低気圧の発生後はまだ不確実
発生が予想される熱帯低気圧と太平洋高気圧の位置関係は上図の通りで、あさって2日(金)朝の段階では、日本の南で太平洋高気圧の勢力が弱いため、この状態が続けば、将来的には小笠原から日本の東へ、というコースが考えられます。
ところが3日(土)朝になると、日本の南海上で太平洋高気圧の勢力がやや強まるため、熱帯低気圧は西へ進んだり、動きが遅くなるなどの影響が出てくるかもしれません。
果たして予想通り、熱帯低気圧が発生するか、あるいはその後の進路などはまだかなり不確実な状況で、日本に影響があるかなども判断できませんが、今後も最新の状況をお伝えしていきたいと思います。