来週は暑い!真夏日も?~熱中症に十分注意~
熱中症の危険度上昇
きのう、おとといと25℃を超える夏日の所が多くなり、今年一番の汗ばむ陽気となった所も多くなりました。今週末も同じような気温が続きそうですが、週明けからは一段と気温が上昇し、一気に30℃を超えるような真夏日の所が出現するかもしれません。
身体が暑さに慣れていないこの時期は、急に暑くなると、発汗に伴う体温調節がまだうまくいかないため、熱中症の危険度がいつも以上に高くなることがあります。
真夏並みに強まってきた炎天下での行動は特にご用心下さい。
上空に暖気流入
週明けから日本の上空約1500メートルには9℃~12℃程度、あるいはそれ以上に暖かな空気が流れ込む予想です。これは平年と比べて5℃~10℃近くも高い気温です。
一般に、よく晴れた日の地上の気温は上空約1500メートルの気温より15℃前後高くなりますが、特に海風の入りづらい内陸部や風の吹き降りた風下など(フェーン現象)では、20℃前後も高くなることがあります。
来週、上空約1500メートルの気温を考えると、上記のような条件の所では30℃を超える真夏日となる可能性が十分にあることを示しています。
週間予報では?
週明けは多くの所で今年一番の暑さを更新し、最高気温が高い方にふれた場合、福島、前橋、京都など、主要都市でも30℃を超える真夏日となる予想です。アメダスではこれ以上に上がる所もあるでしょう。
気象庁からは高温に関する情報も
暑さに関しては、気象庁からも情報が出ています。
まず、1か月予報の気温予想では、1週目の高温確率が70%~80%となっています。
更に九州を除く西日本~北日本にかけて、異常天候早期警戒情報が出されています。
これは発表されている期間の平均気温が平年よりかなり高くなると予想される場合に出されるもので、10年に1度程度の高温となる可能性があります。このように気象庁からも暑さに対する注意喚起がなされていますので、来週以降の暑さには十分ご注意下さい。